コロナ禍で人の動きがどのように変化したのかを数値で見える化してくれるサービスが6月30日に始まりました。国がビッグデータをAIで解析したものなので、かなりの信憑性が見込めます。基礎となるビッグデータは、POSデータ、コンテンツサイトの閲覧データ、人口データ、GPSデータなど複数のデータを総合的に分析しているようです。
全国的な指標もわかりますが、県別にも分析でき、さらに県内のいくつかのブロックごとのデータも見ることができます。地域経済に与える影響の把握及び地域再活性化施策の検討にとても参考になりますね。活用していきましょう。
V-RESASとは
V-RESASは、地方創生の様々な取組を情報面から支援するために、内閣府地方創生推進室と内閣官房まち・ひと・しごと創生本部事務局が提供しています。
特に、地方公共団体や金融機関、商工団体等の皆様が、新型コロナウイルス感染症が地域経済に与える影響を適時適切に把握することで、観光関連施設や生活基盤等の地域資源を維持し、感染症拡大の収束後に地域経済を再活性化させていくための施策の立案、遂行及び改善をするためにお使いいただけます。
ということなので、早速データをみてみました。
かなり具体的にしぼった分析ができます。
▼人の移動(石川県)
▼金沢・野々市・内灘の飲食店のトレンド(コンテンツサイトの閲覧傾向)
特徴的な商品のPOSデータの動きでは、どんな商品が伸びていて、どんな商品が減少しているのかがわかります。
▼文具紙製品は伸びています
▼女性用メーキャップ化粧品は大幅に減少しています
ちょっと見ただけですが、絞り込みによってはかなり使える分析データになりそうです。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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