非代替性トークンと言われるNFT(ノンファンジブルトークン)が話題になっています。ビットコインやイーサリアムという仮想通貨(暗号資産)の価格が急上昇したことにも関係しているかもしれません。もっとも注目されているのは、ゲームやアートの世界です。NFTにより代替不可なオリジナルのものとして証明ができることで独自の価値を持つことができるからです。
しかし、一般の方にはまだ耳慣れない言葉ですね。NFTってなに?それおいしいの?という方も多いと思います。日本ブロックチェーン協会の理事の方にちょっと質問をしてみました。
NFTとはノンファンジブルトークン
日本ブロックチェーン協会理事で第一人者の国光さんに直接質問できました
クラブハウス(Clubhouse)という音声SNSでは様々なROOMでいろいろな話題が飛び交っています。これまで何度か、ブロックチェーンや仮想通貨やNFTについての話題を扱っているROOMでお話を聞いてきました。
その中では株式会社gumi 取締役会長で日本ブロックチェーン協会の理事でもある国光宏尚さんの話がとても面白く、説明がわかりやすかったです。しばらくTwitterでも動向に注目していました。
すると、朝のクラブハウスで質問に答えてくれるというニュースを発見。
明日の何と朝7時半から 平野 洋一郎さんとclubhouseセッションやります〜!w NFTです。朝のコーヒー代わりにどうぞ!https://t.co/76XhyoA8Kq
— 国光宏尚 gumi (Hiro Kunimitsu) (@hkunimitsu) April 12, 2021
これはチャンスと思い、本日朝7:30のクラブハウスに参加してお話をうかがい質問してみました。
質問は、印鑑の印影画像をNFTとして販売したり管理したりすることは可能かどうか?ということです。
回答としては「ビジネスとしておもしろいね」ということでした。かなり脈ありという感触を得ましたので、これからもっと研究していきたいと思います。
NFT(ノンファンジブルトークン)とは
NFTとは代替性のない固有の権利を持つIDと所有者情報、発行個数や回数をブロックチェーンに記録することにより、デジタルコンテンツをはじめとするモノの所有権を証明することができるしくみです。移転追跡可能なプログラムを活用して、販売者及び所有者が二次流通以降も収益を得られるようにすることも可能です。
最近では、ドラクエやファイナルファンタジーで有名なスクエアエニックスもNFTを活用した商品やサービスを発表しています。
スクウェア・エニックス初 ブロックチェーン技術を活用したNFTデジタルシールを2021年夏発売
「ミリオンアーサーシリーズ」で展開予定
https://www.jp.square-enix.com/company/ja/news/2021/html/bf90b7d319cc90576e55d1e6f0b3997263f3926b.html
また、GMOもNFT関連のニュースを発表しています。 GMOインターネット、独自NFTデジタル市場「アダム byGMO」を正式発表 コンテンツ流通革命を支援
非代替性トークンNFTとは|主な特徴と将来性を解説
https://coinpost.jp/?p=192359
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンは分散型台帳という訳し方をされています。NFTや仮想通貨を語る上でとても重要な基幹の技術やしくみです。ノード(ネットワーク参加者)全員で取引記録を共有し、誰もがブロックチェーンを閲覧することができ、お互いに監視することができます。そのため改ざんや不正ができない仕組みになっています。
ブロックチェーンとは
https://coinpost.jp/?p=31562
上記の解説がわかりやすいと思います。
オリジナルの電子アートはNFT化が可能です
NFTを使えば、オリジナルの電子アートは複製不可な独自商品化が可能になります。たとえスクショでコピーととったとしても、オリジナルではないことがわかります。オリジナルの電子アートを独自の商品として販売し管理することができます。二次流通にも追跡可能なプログラムを組んでおけば転売時に課金することが可能です。なので、アーティストの過去作品の価格が上昇し、転売が起きた場合でもアーティストに収益をもたらすことができるということがことが画期的です。
このNFTを印鑑の印影に応用したらおもしろいな、と考えました。
印鑑の印影は実印や認印などで使われます。いわゆるハンコという概念ですが、通常、印鑑やハンコというと物体である印章を指すことが多いように思います。
実は、印鑑、ハンコ、印章は微妙に違います。
印章が物体で、印章で押された印影がハンコです。
印章
はんこの本体側。印材を加工・成形して作られる。封泥・封蝋用のものは印章が彫られた面が中央に向かってわずかに凹んでおり、朱肉による捺印用は平板か中央が少し盛り上がっている。
※日本の法令用語としての「印章」は、概ね「印影」を意味する(刑法、民法他での「印章」は印影の意味である。
(ただし、刑法における印章についてはその意に印形(はんこ)も含むとされている。)印影
紙などに印章を押された跡(結果)
上記はhttps://ja.wikipedia.org/wiki/印章からの引用です。
価値があるのは印影のほうですね。
この印影を、実印の証明や各個人がアイデンティティを表す独自アートとしてNFTにて登録し管理するのがいいのではないかと思っています。
利用方法は大きく2つあります。
1.実印の電子的な証明として使う
2.個のアイデンティティを表す独自アートとして使う
1のほうは、クラウドサインなどの電子認証方式が広がっています。しかし、同様なサービスを提供している別のクラウドもあります。ドキュサイン、電子印鑑GMOサイン、リーテックスデジタル契約など、けっこう多数のサービスが乱立しています。サービス提供会社ごとに証明方式が違うので公的な証明には少し問題があるような気がします。
2のほうが魅力的です。印影を各個人のオリジナルアートとして使う文化が生まれれば文書が楽しくなります。
例えば創業時に作成した会社の実印には強い思い入れがあるので、NFTとして存在証明をしておくという使い方もできます。
さらに、単に印影だけでなく、落款や家紋などを組み合わせることも可能だと思うので、あらたな文化が生まれるかもしれません。
明日の夜、こんな番組があります。
NFTは本当に価値があるのか?
興味があるので観るつもりです。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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