石川県で独自のDX補助金が発表されました。事業主体はISICO(石川県産業創出支援機構)で、補助金上限が600万円とかなり大きな補助額です。今話題になっている国の事業再構築補助金は補助金上限が1億円と大きいのですが、現実問題として中小企業者には扱いにくい補助金です。
一方、このISICOのデジタル化設備導入支援事業(DX補助金と遠田は呼ぶことにしています)は、中小企業者や小規模事業者がビジネスの変革に挑戦するなら、かなり適合性が高いよい補助金だと思います。補助金対象は設備導入やシステム導入なので中小企業のDX対応を力強く支援してくれます。
デジタル化設備導入支援事業(DX補助金)
以下の内容はISICOのホームページを参考に引用し加筆しています。詳細はISICOのホームページにて確認ください。
https://www.isico.or.jp/support/dgnet/d41153014.html
補助金の概要
実施主体 ISICO(石川県産業創出支援機構)
公募期間 令和3年4月28日(水)~6月28日(月)
補助率 補助対象経費の3分の2以内
ただし、小規模事業者は、補助対象経費の4分の3以内
補助限度額(上限) 600万円、(下限)50万円
千円単位とし、端数は切捨てます。
補助対象期間 採択日(交付決定日)から最長で令和4年2月28日まで
補助金の目的
石川県内の中小企業等が、AI・IoT・RPA・クラウドサービス等のデジタル技術を活用した設備を導入することで生産性向上や事業拡大などを図る取り組みを支援し、もって県内企業の競争力強化を図ること
補助対象事業
生産性向上や事業拡大などを目的に、AI・IoT・RPA・クラウドサービス等のデジタル技術を活用した設備を導入する事業に対して、補助金を交付します。
ただし、本補助金の交付を受けようとする上記事業が、当該実施期間中に他の補助金等による財政支援を受けている又は受ける予定の場合、交付対象となりません。
なお、昨年度以前に、公益財団法人石川県産業創出支援機構で実施したAI・IoT等を搭載した設備導入支援事業等に採択された中小企業者等についても申請できます。
【対象となる想定例】
・不良品を自動で検査するカメラ検査機の導入
・自社物流倉庫における商品の無人搬送機の導入
・製造業における3次元CADシステムの導入
・品質管理、作業工程管理システムの導入
・飲食・宿泊業における予約、接客業務の一元管理システムの導入
・総務・経理部門の業務効率化のためのRPA、財務会計、勤怠管理システムの導入
・販路拡大のための顧客管理支援システム、マーケティング支援システムの導入
・見える化のための受注・売上管理システムの導入
・本格的なデジタル技術を活用した設備導入の実証の取り組み(PoC)
※上記は例示であり、当該補助事業の趣旨・要件に合致すると認められる事業は幅広く対象となります。
【対象とならない例】
・HP作成、ECサイト作成、SEO対策、SNS等の活用
・作成したシステムやアプリ自体を顧客に販売する事業
・社員一人一人のテレワーク化のためにパソコンを支給する事業
→ 汎用品の購入は、補助対象経費となりません。
このDX補助金のオンライン説明会は5月13日
このDX補助金のオンライン説明会があります。
https://www.isico.or.jp/event/dgnet/d31153304.html
令和3年5月13日(木)13時30分~15時30分
開催方法は、オンライン(ZOOM)と地場産業振興センター本館1F第7研修室でのハイブリッド開催です。オンライン開催に参加するのがおすすめです。
また、この説明会には、成功事例紹介があり、どちらかというと事例発表を聴くほうが価値があります。
1.デジタル化事例の紹介
(1)AI設備導入事例(導入企業からの説明)
導入企業:北陸千代田株式会社
企業概要:金沢・富山・福井など北信越を中心に、高層ビルやホテル、小規模の建物まで、清掃・設備管理だけでなく警備も含め、プロフェッショナルによる連携で建物の管理を行っています。
導入事例:AI活用によるホテル客室清掃業務の効率的な人材配置
(2)AI設備導入事例(提供企業からの説明)
提供企業:株式会社エヌジェイシー
企業概要:ITソリューションの活用で合理化・省力化。これまで培った様々な業務のノウハウに加え、IoT・AIを活用したシステムで業務効率を向上し、現場の人手不足を「人の負担を減らす新しい形」で、働き方改革のお手伝いをさせて頂きます。
導入事例:AI活用によるホテル客室清掃業務の効率的な人材配置
(3)RPA設備導入事例(提供企業からの説明)
提供企業:株式会社NTTデータ北陸
企業概要:NTTデータのグループ企業として、北陸を基盤にデータ通信システムの企画、設計、開発、販売から、それらに伴う調査、コンサルティングまで総合的なサービスを提供。地域、金融、インフラの3事業部を柱に、自治体や金融機関、地場企業に向けたシステム開発を行っています。
導入事例:WinActor導入事例【中小企業事例】見積システムから基幹システムへのデータ引き継ぎをRPAに移植、従業員異動にともなう人手不足問題を解決
2.デジタル化設備導入支援事業の施策説明
(1)対象補助事業
(2)補助対象者
(3)補助率・補助限度額・補助対象期間
(4)補助対象経費
(5)募集期間及び応募方法
(6)事業の選定
(7)その他事業にあたっての注意事項
この説明会への申込みは
https://www.isico.or.jp/event/dgnet/d31153304.html
からになります。
お問合せ先
機関・企業名 | 石川県産業創出支援機構(ISICO) |
---|---|
部署 |
産業振興部 デジタル推進課
|
郵便番号 | 920-8203 |
住所 | 金沢市鞍月2丁目20番地 |
TEL | 076-267-1001 |
FAX | 076-268-4911 |
its@isico.or.jp |
なお、当ページの画像は当方が用意したイメージ写真ですので、ISICOが提供しているものではありません。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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