ワクワク系マーケティング

ワクワク系マーケティング北陸交流会の9月例会では紙卸業後継者の圧倒的なパフォーマンスを感じました

この記事は約2分で読めます。

wkwkhokuriku20210908200.jpgワクワク系マーケティング北陸交流会は、小阪裕司さんが主催するワクワク系マーケティング実践会の会員のうち北陸在住の有志で構成されている小さな勉強会です。年に数回程度のオンラインでの交流会を実施しています。前回は7月に酒販店がニュースレターに取り組み始めた事例発表を軸に交流しました。
今回は紙卸業後継者の取り組み事例発表がありました。ネット通販を始めたのが2年ほど前ですが、今ではかなりの手応を感じているという圧倒的な内容でした。

ワクワク系マーケティング北陸交流会の9月例会

ネット通販の新規客でも「きずな」ができる

wkwkhokuriku20210908.jpg

今回のメイン発表者である紙卸売業後継者さんがネット活用に取り組んだのは2019年の春ころです。なのでネット通販の歴史は約2年ほどしかありません。また、通常のビジネスは卸売業なので一般ユーザーや一般企業との取引もこれまではありませんでした。販売している商材に関しても紙製品(ティッシュペーパーやトイレットペーパーなど)が主なので、どこにでもあるようなものばかりです。

取組内容も地味なイメージです。初めてのネット通販では「お客様の住所や連絡先がわかることが宝の山だ」という気づきから、ニュースレターを送り積極的に自己開示をされました。

モノにフォーカスするのではなく、人にフォーカスする

「モノにフォーカスするのではなく、人にフォーカスする」ということを重視して、ホームページ上でも、メルマガでも、ニュースレターというアナログ媒体でも、積極的にきずなづくりを意識して取り組んでいきました。

あまり強みが感じられないビジネス環境にありながら、今では誰もが驚くような圧倒的なパフォーマンスを発揮しています。たった2年でこの成果は本当にすばらしいです。

その成功要因は、ワクワク系マーケティングのセオリーをきちんと理解し、素直に実施していることだと思いました。しかも、フィードバックが的確で、分析して改善してまたアクションを実施するというPDCAサイクルが早いため、成果がでるのはとても早いのです。ワクワク系マーケティングは科学であり、科学は再現性がある、ということを信じて実施してきたことが今の大きな成果につながっているようです。

感パタを使いこなす

また、感性科学ラーニングパターン(いわゆる感パタ)を読み解いて、実際に起きている現象を抽象化してから理解し直し、そのうえでまた現実に具体的に置き換えるというやりかたがとても上手です。

とても大きな学びをいただきました。ありがとうございます。

次回は11月に、伝統的工芸品に関わる方の発表ということで閉会しました。次回も楽しみです。