グーグルアナリティクス(Analytics)

グーグルアナリティクスのGA3(UA-で始まるユニバーサルアナリティクス)は2023年6月で終了することが告知されました

この記事は約5分で読めます。

analyticsga4_200.jpgグーグルアナリティクス(Google Analytics GA3)の画面にGA3終了の告知が表示されるようになりました。メッセージは管理画面の上部に「2023年7月1日より、ユニバーサル アナリティクスでは標準プロパティで新しいデータの処理ができなくなります。それまでに Google アナリティクス 4 プロパティに切り替えて設定を進めておきましょう。」という内容で表示されています。
ユニバーサルアナリティクスとは、Google AnalyticsのGA3のことで、これまで標準的に使われてきていたバージョンです。GA4の準備がまだのサイトは早急に準備を進めましょう。

グーグルアナリティクスはGA3とGA4を並行計測していますか?

グーグルアナリティクスのGA4が発表されたのは2020年秋でした。それ以前からアナリティクスを利用しているサイトはGA3で設定しているはずです。そのようなGA3で測定しているサイトは、GA4との並行計測が推奨されています。

しかし、GA3の設定のみで、GA4の設定をまだ実施していないというサイトも多いようですね。

▼GA3の画面
analyticsga3gamen20220317.jpg

▼GA4の画面
analyticsga4gamen20220317.jpg

GA4の設定をしましょう

グーグルアナリティクスのサポートには、GA3しか利用していないサイト管理者にGA4の利用を開始するようにうながしています。

今後の流れについて
https://support.google.com/analytics/answer/11583528
より引用

・2023 年 7 月 1 日までは、引き続きユニバーサル アナリティクス プロパティで新しいデータを使用および収集できます。
・2023 年 7 月 1 日以降は、この日よりも前にユニバーサル アナリティクス プロパティで処理されたデータに、少なくとも 6 か月間アクセスできます。Google は、お客様のデータが重要であることを認識しております。この機会に過去のレポートをエクスポートすることを強くおすすめします。
・数か月以内に、既存のユニバーサル アナリティクス プロパティのサポート終了日についてお知らせする予定です。サポート終了日を過ぎると、ユニバーサル アナリティクスのレポートをアナリティクスの管理画面で確認したり、API を介してユニバーサル アナリティクスのデータにアクセスしたりできなくなります。

GA3の終了時期が明示されたことによってGA4の設定は必須になりました。GA4の設定をまだされていないサイトは並行計測が可能な今のうちに設定をしておきましょう。(並行計測とはGA3とGA4の両方でアクセス解析をできるようにしておくことです)

Google アナリティクス 4 に切り替える
https://support.google.com/analytics/answer/10759417

Google アナリティクス 4 は、現在だけでなく将来的な測定ニーズにも対応できる十分な機能を備えています。先日発表いたしましたとおり、ユニバーサル アナリティクスはご利用いただけなくなります。そのため、できるだけお早めに Google アナリティクス 4 に切り替えていただくことをおすすめします。標準のユニバーサル アナリティクス プロパティにおける新しいヒットの処理は、2023 年 7 月 1 日をもってすべて停止されます。360 ユニバーサル アナリティクス プロパティにおける新しいヒットの処理は、2023 年 10 月 1 日をもって停止されます。
測定の継続性、カスタマー ジャーニーに関する自動インサイト、マーケティングの投資収益率向上に役立つ機能性など、Google アナリティクス 4 の利点を活用するため、今すぐ Google アナリティクス 4 プロパティのセットアップを完了しましょう。

当社の過去記事でも以下のような情報提供していますので参考に。

グーグルアナリティクスは既存のUA(GA3)とGA4を併用して使いましょう(並行計測のすすめ)

ga4domodomo200.jpgGoogleのアクセス解析「アナリティクス(Analytics)」は昨年秋頃からGA4が標準になっています。これまで利用してきた方はおそらく既存バージョンのまま使っていると思いますが、これから新規で始める方は新バージョンのGA4が標準
・既存バージョン→GA3(またはUAと表現)
・新バージョン→GA4
という表示方法がだんだんと普通になってきていますね。
さて、このGA4ですが、GA3となにが違っていて、どのように使えばいいんでしょうか。

グーグルアナリティクスのGA3とGA4の併用がうまくいかない理由は「接続」がされていないからでは?

ga4ga3sougosetsuzoku200.jpgグーグルアナリティクスは昨年にGA4が発表されましたが、今でも主流はGA3です。GA4ではEコマースのデータが取れなかったり直帰率がわからなかたりするので、積極的に利用する局面ではありません。
しかし、いずれGA4が主流になることが予測されているため、今はGA3とGA4を併用計測するのがベストだと言われています。GA4の計測データを1年くらいためておけば対前年比較ができますし、なによりAI活用するしくみなのでデータを貯めておいたほうがいいです。

クッキーが使えない世界のアクセス解析ではGA4を使わざるを得ない

GA4は、現段階でGA3の機能に劣っているかもしれません。クッキーを使わない仕様ということで精度がGA3より落ちているのが主要な理由だと思います。しかし、いずれクッキーを使えない世界がやってきます。GDPRの影響も大きく、日本でも個人情報保護法の強化がされますし、なにより消費者が監視されているという気持ち悪さを強く持っているので、この流れはやむを得ないでしょう。そのときにGA3は使い物にならず、GA4しか使えなくなります。

GA4はビッグデータをAIで解析するという手法で解析力を学習しながら高めています。今後の期待としてもGA4を使っていくしかないでしょう。

アクセス解析の世界も大きく変わろうとしていますので、しっかりと対応していきましょう。