シュークリームの語源はキャベツといわれています。「シュー」はフランス語でキャベツのことです。シュークリームの焼き上がりのふっくらとした形がキャベツの外観に似ているところから命名されたとのこと。
しかし、これまではなんだか違和感がありました。日本のキャベツを見ても、洋菓子のシュークリームと似ているとは思えなかったからです。
やっとその謎が解けました。このサボイキャベツを見て「なるほど」と思いました。そうなんです。シュークリームの語源になったキャベツはサボイキャベツなんです。シュークリームのいわれはフランスだし、特徴あるサボイキャベツの原産国もフランスです。このサボイキャベツがフランスになかったら、シュークリームという名前はこの世に生まれていなかったかもしれませんね。
サボイキャベツ
サボイキャベツとはフランスの伝統野菜
サボイキャベツは、フランスのサボイ地方に由来する野菜で、その独特な特徴と用途からヨーロッパ料理において重要な役割を果たしています。
特徴
- 外観: サボイキャベツは、波打つような、やや凹凸のある葉が特徴的です。この葉は、一般的なキャベツに比べてやや柔らかいです。
- 風味: 甘みがあり、一般的なキャベツよりも風味豊かです。この特徴的な風味は、多くの料理に深みを加えます。
歴史
サボイキャベツの歴史は、フランスのサボイ地方にその起源を持ちます。この地域はアルプス山脈に位置し、フランスとイタリアの文化が交差する地点として知られています。サボイキャベツは、この地域の豊かな土壌と気候で栽培され、ヨーロッパ全土に広まりました。
用途
- 料理: サラダ、スープ、煮込み料理など、多様な料理に使用されます。その柔らかな質感と甘みが料理を引き立てます。
- 栄養価: ビタミンやミネラルを豊富に含み、健康的な食材としても注目されています。
文化的意義
サボイキャベツは、シュークリームの語源にも関連しているとされています。シュー生地が焼かれた際に形成される波打つ外観が、サボイキャベツの葉に似ているため、「chou(フランス語でキャベツ)」と呼ばれるようになり、これがシュークリームの名前の由来となったと言われています。
このように、サボイキャベツはその風味、用途、歴史的背景により、ヨーロッパ料理において特別な位置を占めています。フランスのサボイ地方を代表するこの野菜は、多くの料理愛好家やシェフに愛され続けています。
シュークリームとサボイキャベツの比較
あらためてシュークリームとサボイキャベツの見た目を比較してみました。
▼シュークリーム
▼サボイキャベツ
なるほど~と思いませんか。
サボイキャベツの見た目はインパクトありますね。一番外側の葉はゴツゴツした感じで、葉をめくると繊維質なのがわかるほどスジが浮き出ていて硬そうです。日本のキャベツとはイメージがまったく違いました。
サボイキャベツはフランスからオランダを経由して日本に伝わってきた
サボイキャベツはフランスのサボイ地方が原産とのことですが、フランス料理やイタリア料理でよく使われる野菜です。日本にはオランダを経由して伝わってきたようです。旬は冬なので春分の日を過ぎた今頃は名残の時期ですね。
せっかく手に入った貴重なサボイキャベツなので、早速食べてみました。サラダにして食べてみたい気持ちがありましたが、高農園の高さんからは「加熱調理してください」と言われましたでの、フライパンでオリーブオイルで炒め、塩をかけていただきました。
自宅で作った家庭料理なので、高級フレンチのものとは比較できませんが、とてもおいしかった。しっかりした歯ごたえがあり、噛めば噛むほど濃い野菜の旨味がじゅわっとあふれてきます。日本のキャベツはやわらかくて甘みを感じますが、サボイキャベツは別物ですね。
高級フレンチではサボイキャベツはロールキャベツなどの煮込み料理に使うことが多いようで、生食には向かないようですね。
このサボイキャベツ、日本名は「縮緬キャベツ」といいます。縮緬(ちりめん)という名前をつけたキャベツとは、たおもしろい名前にしたものですね。
このサボイキャベツは能登島のNOTO高農園から調達しました
このサボイキャベツは石川県七尾市能登島にあるNOTO高農園さんから調達しました。NOTO高農園さんは、高利充さん博子さんご夫妻が中心になって運営している野菜農家です。能登島の西側にあるツインブリッジに近い能登島百万石という丘の上あたりに農場が広がっています。
ずっと自然栽培でやってきた高農園
高さんご夫妻はずっと自然栽培で野菜を作っています。すでに能登島に移住して20年以上経過。
2008年にトイップ大賞を受賞したさいには農業関係者仲間とともに大宴会をしたことがあります。その頃、高さんの畑で石釜焼きピザを焼いて食べたり畑見学をさせてもらったりしたことが懐かしいです。
高さんの畑に来たのは10年以上ぶりということですね。
高農園さんは高級レストラン御用達の野菜農家になっていてますが、一般個人向けの通販も始めています。
一般個人向けの野菜通販もスタートしました
そのきっかけは2020年4月のコロナ禍で初めての緊急事態宣言がでたことです。高農園さんの主要得意先である高級レストランが軒並み休業になってしまったことで売上が激減。さらに行き場がなくなってしまった野菜たちが廃棄の危機を迎えました。そのときに高農園さんを応援しようという方が中心になりクラウドファンディングのような取り組みがされ、それがネット通販のスタートだったということです。
NOTO 高農園
https://taka-farm.com/
〒926-0224 石川県七尾市能登島百万石町
詳しくは上記のホームページからご覧ください。
この野菜のダイレクト販売は、年間通じて100種類以上もの野菜を自然栽培で作っている高農園さんから直接購入できるからこそ価値があると思います。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
お問い合わせは電話ではなくお問い合わせフォームからメールにておねがいします。新規の電話番号からの電話は受信しないことにしていますのでご了承ください。
【反応していただけると喜びます(笑)】
記事内容が役にたったとか共感したとかで、なにか反応をしたいという場合はTwitterやフェイスブックなどのSNSで反応いただけるとうれしいです。
遠田幹雄が利用しているSNSは以下のとおりです。
facebook https://www.facebook.com/tohdamikio
ツイッター https://twitter.com/tohdamikio
LINE https://lin.ee/igN7saM
チャットワーク https://www.chatwork.com/tohda
また、投げ銭システムも用意しましたのでお気持ちがあればクレジット決済などでもお支払いいただけます。
※投げ銭はデジタルコンテンツ購入という通販のしくみにしました。
※投げ銭は100円からOKです。シャレですので笑ってください(笑)