義務教育でお金の授業が始まったのは昨年からです。今年度からは高校生向けのお金の授業も本格的に始まります。金融庁のホームページには、金融学習に関しての説明ページと動画の紹介がありますが、この内容がすばらしい。思わず見入ってしまいました。完成度が高いです。
学校でお金の授業を受けてこなかった我々社会人も見ておくとよいと思えるとてもいい内容です。
自分の給料から社会保障や税金が引かれて手取りはこれくらいになるという話から、貯蓄には投資信託(おそらくS&P500のこと)が適しているとか、クレジットカードは借金でありリボ払いだと恐ろしい金利負担になっちゃうよとか、とてもわかりやすく説明してくれています。
お金の授業は文部科学省ではなく金融庁のホームページにありました
金融庁のホームページにお金の授業の動画が多数紹介されていました。これがとても秀逸です。
高校生向け授業動画・教員向け解説動画
https://www.fsa.go.jp/ordinary/douga.html
動画はYou Tubeにあります。
金融庁チャンネル
https://www.youtube.com/channel/UCpIgZIDc-ptkZZTvzqlwGQg
※以下リンクをクリックするとYouTube掲載ページに移ります。
以下は金融庁のページからの引用です。
高校生向け授業動画「高校生のための金融リテラシー講座」
1.家計管理とライフプランニング~働いて稼ぐことと将来設計について(22分28秒)
2.「使う」(7分36秒)
3.「貯める・増やす」~資産形成(15分5秒)
4.「備える」(2分26秒)
5.「借りる」(7分48秒)
6.金融トラブル(7分59秒)
※動画で使用している資料については、こちらのページもご参照ください
教員向け解説動画
1.金融経済教育の意義(13分8秒)
2.生徒向け授業動画の解説(32分54秒)
※金融庁では小、中、高校・大学等での金融経済教育に関する出張授業や、教員向け研修会等への講師派遣を無料で実施しています。講師派遣をご希望の方は、こちらまでご連絡ください。
とてもよかったので、いくつかスクショを残しておきますね。
家計管理とライフプランニング
給与をもらっても総支給額の全額が手取りではないですよ、という解説です。このような説明って、ありそうでなかったですよね。
ライフプランニング
生涯総収入と生涯総支出の試算をします。
ライフプランシミュレーター
60歳をゴールと設定して生涯収入と支出の差(残高)をします。
将来設計
将来設計についてもいくつかのシミュレーションプランが用意されていました。
働いて稼ぐことと将来設計
ライフプランシミュレーター、なかなかおもしろいですね。いろんなパターンを入れてみることで将来設計のイメージがわきやすくなります。
貯める、増やす
3つのシナリオが用意されていました。
元金100万円で、普通預金に入れっぱなしの場合(シナリオ1)、国内債権に預けた場合(シナリオ2)、海外の株式に投資した場合(シナリオ3)の3つのパターンで、比較したグラフです。
資産形成シミュレーター
3つのシナリオですが、結果がぜんぜん違います。
シナリオ3はシナリオ1の4倍の成果がでています。シナリオ3は平均利回り7.2%の福利計算だという試算で、400万円超の運用成果。これはおそらく過去20年のS&P500の運用実績の数値を適用しているんでしょうね。現実に即したこんな話が学校で聞けるとはなかなかエグいです。
投資信託を使った資産形成シミュレーション
平均利回り7.2%になるというシナリオ3の解説です。うまくいくかどうかの振れ幅についても説明しています。振れ幅を「リスク」として表現していて、結果がプラスになることもあれば、マイナスになることもあるよ、という解説でした。ちゃんと自己責任で、ということも伝わってきました。
借金シミュレーター
リボ払いは危険だよ、ってことを教えてくれています。
20万円の商品を買ったときにリボ払いにした試算では最終的な返済額が約29万円になります。こうやってグラフで説明されると頭に入りやすいですね。
うんこ学園の「お金ドリル」を学ぶ
もっとわかりやすいのなら「うんこ学園」。これは最高ですね。好きです(笑)
こんな学び方をするのもありですね。これは金融庁の小学生向けのページで紹介されています。
「うんこお金ドリル(生活編)」(うんこドリル×金融庁)
https://www.fsa.go.jp/teach/shougakusei.html
うんこ学園「お金ドリル」
https://unkogakuen.com/manabi/money/
▼うんこドリルの問題と回答の部分を昨日のどもどもカフェで話題にしました
新しい学び方もいいですね。けっこう大人でも楽しめました。ありがとうございます。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
お問い合わせは電話ではなくお問い合わせフォームからメールにておねがいします。新規の電話番号からの電話は受信しないことにしていますのでご了承ください。
【反応していただけると喜びます(笑)】
記事内容が役にたったとか共感したとかで、なにか反応をしたいという場合はTwitterやフェイスブックなどのSNSで反応いただけるとうれしいです。
遠田幹雄が利用しているSNSは以下のとおりです。
facebook https://www.facebook.com/tohdamikio
ツイッター https://twitter.com/tohdamikio
LINE https://lin.ee/igN7saM
チャットワーク https://www.chatwork.com/tohda
また、投げ銭システムも用意しましたのでお気持ちがあればクレジット決済などでもお支払いいただけます。
※投げ銭はデジタルコンテンツ購入という通販のしくみにしました。
※投げ銭は100円からOKです。シャレですので笑ってください(笑)