在庫管理に特化したクラウドサービスはいくつかありますが、「zaico」がなかなか秀逸そうなので試用してみました。
200アイテム以下なら無料でも利用できます。月額980円にすれば管理するアイテム数が実質無制限になるというのもすごいですね。クラウドだから自社のサーバを使わないのでローコスト運営が可能です。
クラウド会計のfreeeなどとのデータ連携もできるそうなので、在庫管理システムの中核部分として使えそうです。
zaicoはスマホで在庫管理できる優秀なアプリです
自分が持つCDを在庫管理するという試用
zaicoを試用するために、自分が持っているCDを在庫管理するというイメージで、データ入力してみました。一覧表はエクセルで作成してアップロードすることもできそうでしたが、今回はひとつづつWEBから入力してみました。
PCのブラウザでログインしてデータ入力
スマホやタブレットには専用アプリがあります。アンドロイド用もアップル用もどちらでも使えます。今回はiPhone(アップル用)で試してみました。
iPhoneのzaicoアプリを入れてQR画像でスキャン
スマホでQRコードスキャンをすると商品の在庫データが表示できますので、編集から修正できます。また、無料プランでは試せませんでしたが、入庫スキャンや出庫スキャンを使えば入出庫処理も簡単にできそうです。
QRコードを一覧してプリントできます
zaicoのデータはエクセルとデータ連携ができます
上記の画像は
https://www.zaico.co.jp/zaico_blog/you_can_use_zaico_with_excel_by_zaico_api/
から引用しました。
1シート目の1行2列目に APIトークンを記載する箇所があり、ユーザーに関連付けられた APIトークンをzaicoのWebアプリから取得して(詳細はこちら)書き込んでおけばあとはボタンを押すだけで在庫一覧の取得やデータの新規作成ができます。
この Excelファイルでは内部的にVBA-Webというライブラリを利用しています。このライブラリがなければ実装はとても大変でした。。感謝です!!このサンプルプログラムも MIT ライセンスになっていますので一定の条件のもと誰でも自由に無料でお使いいただけます。
この記事はzaicoの開発チームブログからの引用です。けっこうサポートがいいような印象ですし、リクエストすればある程度は応えてくれそうな期待も感じられますね。
まとめ
「zaico」はなかなかよさそうです。商売以外でも、実際にCDの棚を在庫管理したり、自分の本棚を管理したりするのなら、無料版でもそこそこ使えそうですね。
実際にビジネスで使うとしたら、会計や販売仕入などのシステムとのデータ連携が必須になります。クラウド会計のfreeeとはデータ連携ができるとのことなので、本格的なシステム構築までできそうな気がします。
なおSalesforceとは連携アプリが用意されていましたが、Kintoneとの連携ができるかどうかについては紹介記事が見当たりませんでした。
他のクラウドシステムとの連携がポイントのようです
別途にフリーのエンジニアさんから聞いたところでは連携できそうであるということなので期待したいです。どうやら「Webhook(ウェブフック)」を使えばできそうだということでしたので、最上位のビジネスプランにする必要があるのかもしれません。また、GoogleWorkspaceとも連携できるならいろいろと拡張性が高まりますね。
ただ、この連携については気になったのでzaicoのサポートに問い合わせました。
すると、
KintoneとGoogleWorkspaceについては連携不可。
ということでした。
Webhookを使えばデータ連携できるかもないということですが、安定した運営のためにはあまりおすすめではなさそうですね。
ということで、zaicoは連携するならfreeeかSalesforceというのが前提のようです。
zaicoの料金プラン
https://www.zaico.co.jp/smart-zaico/help/about_paid_plans/
無料版や月額980円という安いプランもあります。
仕様をみると現実的にビジネスで使うなら、月額2980円のスタンダードプラン以上が必要かなと思いますが、久しぶりに優秀なアプリを発見したのでご紹介しました。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
お問い合わせは電話ではなくお問い合わせフォームからメールにておねがいします。新規の電話番号からの電話は受信しないことにしていますのでご了承ください。
【反応していただけると喜びます(笑)】
記事内容が役にたったとか共感したとかで、なにか反応をしたいという場合はTwitterやフェイスブックなどのSNSで反応いただけるとうれしいです。
遠田幹雄が利用しているSNSは以下のとおりです。
facebook https://www.facebook.com/tohdamikio
ツイッター https://twitter.com/tohdamikio
LINE https://lin.ee/igN7saM
チャットワーク https://www.chatwork.com/tohda
また、投げ銭システムも用意しましたのでお気持ちがあればクレジット決済などでもお支払いいただけます。
※投げ銭はデジタルコンテンツ購入という通販のしくみにしました。
※投げ銭は100円からOKです。シャレですので笑ってください(笑)