無添加とは。無添加食品とは食品衛生法に基づき定められた約900の食品添加物が添加されていない食品。食品添加物とは、食品の製造過程または食品の加工や保存の目的で食品に添加、混和などの方法によって使用するもの。
無添加化粧品とはアレルギー反応を起こす疑いのある「表示指定成分102種」が添加されていない化粧品。ただし、化粧品の表示指定は2001年に変更され、現在はすべての成分を表示しなければならなくなっている。そのため「無添加化粧品」という表現は、「旧指定102種成分が無添加」という意味で使われているものと推定できる。
食品添加物が無添加という意味の「無添加食品」に比べ、「無添加化粧品」という表現は曖昧な点が残る。
「無添加化粧品」の指す意味が「旧指定102種成分が無添加」なのか「人体に不安だと思われる成分が無添加」なのか、どちらか特定は難しい。現在、法的拘束力がなくなったため「旧指定102種成分が無添加」と断定できないからやっかいだ。
その結果「無添加化粧品」は「人体に不安だと思われる成分が無添加」というきわめて曖昧な意味でとらえられ、キーワード広告などで「無添加」の文字が躍っている例も多く見受けられる。
その点、「食用成分だけで作られた化粧品」というのはとてもストレートでわかりやすい。言葉のチカラが商品に乗り移ったイメージがある。
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