中小企業診断士

中小企業白書が4/24閣議決定、中小企業庁のHPに2007年版中小企業白書公開

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Hakusyo2007中小企業白書が4/24閣議決定。早速、中小企業庁のHP2007年版中小企業白書が公開された。2007年版中小企業白書には「地域の強みを活かし変化に挑戦する中小企業」という副題がついている。地域間格差について大きく取り上げている様子がうかがえる。

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2007年版中小企業白書 概要
 (出典:http://www.chusho.meti.go.jp/pamflet/hakusyo/

第1部 2006年度における中小企業の動向2006年度における中小企業の動向
 今回の景気回復期間が戦後最長となる中、中小企業の業況については一服感が見られる。2006年度における中小企業の景気動向、開業・廃業の動向などを示す。
 1.中小企業の景気動向
今回の景気回復が設備投資と輸出主導である点、有効求人倍率や景況感などにおける地域間のばらつきが目立つ点を踏まえた上で、回復の遅れる中小企業の景況を分析。
 2. 開業・廃業の動向と小規模企業を取り巻く環境
我が国における開業・廃業の動向をタイムリーかつ広範囲に把握するため、タウンページデータベースに基づく開業率・廃業率を算出。中小企業の事業承継がなかなか進まない背景も分析。更に、中小企業の中でも特に景況感が厳しく、廃業も多い小規模企業について分析。

第2部 地域と共に成長する中小企業地域と共に成長する中小企業
 景況感や雇用における地域間のばらつきが指摘される中で、それを克服しようとする中小企業の動向を把握する。
 1.地域資源の有効活用に向けた取組
特産品や伝統的な技法、自然など地域に存在する資源に焦点を当てる。その活用が、商品・サービスの差別化を通じて、中小企業の経営に与える効果を分析。
 2.地域を支える中小小売業等の役割
中小の小売・サービス・飲食業が、地域住民や、都市の魅力づくりや行政サービスの代替を求める自治体の期待を踏まえて、どのように活動しているかを分析。
 3.地域金融が中小企業の発展に果たす役割
改善傾向にあった中小企業の資金調達環境を踏まえ、中小企業と金融機関の関係がどのように変化したかを分析。

第3部 経済構造の変化にチャレンジする中小企業経済構造の変化にチャレンジする中小企業
 景況の回復が遅れている中小企業が、企業間の取引関係や雇用において、大企業と比較してどのような立場に置かれているかを把握する。
 1.変容する企業間の取引構造
製造業14万社のデータを用いて、系列取引が主と考えられていた企業間の取引構造における「メッシュ化」度合いを把握。「メッシュ化」と取引関係の緊密化が両立する条件を分析。
 2.企業間の取引条件が中小企業に及ぼす影響
取引構造の「メッシュ化」が進展する中で、販売側の中小企業が、価格決定、知的財産の保持などの面で有利な立場を確保するための条件を分析。
 3.人的資本蓄積に向けた中小企業の取組
雇用環境が好転する中で、中小企業の経営を支える人材の不足状況とその確保に向けた取組を分析。