遠田幹雄のフリートーク

座布団には権力の象徴だった歴史がある、現代でも味わい深い座布団のある生活

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Zabuton座布団。古民家を改造した店舗の畳に座布団。座布団を置くだけで人の気配や温かみを感じる。庶民的な感覚もある座布団だが、歴史的に座布団は権力の象徴だった。古くは鎌倉時代から権力者や高僧の権力の象徴として座布団が使われたという。

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■控え座布団大相撲関取が土俵下に控える時に使う座布団。幕内力士は専用の控え座布団を持つことが認められており、鮮やかな色の下地にはそれぞ四股名が染め抜かれている。特に厚めにしつらえられた「夫婦判」(いちばん大きい型) を使い、これを二つ折りにして座るのが伝統。

■座布団の舞
: 大相撲で横綱が格下の力士に負けたときに、横綱への落胆と勝った力士への称賛の意味を込めて、桟敷席の観客が座布団を土俵に向かって投げる行為。以前は金星を提供してしまったときのみにこれが見られたが、最近では三役に負けてもほぼ例外なくこれが起るようになった。ただし危険防止のため公には禁止されている。

■高座の座布団
: 落語で、最も簡略にして最も大切な舞台装置が、高座の中央にぽつんと置かれた座布団である。噺家が大きい仕草を交えた語りをしても安心して座っていられるよう、高座の座布団にも一番大きい「夫婦判」が使われている。

■「大喜利」の重ね座布団
: 長寿番組『笑点』
なかでも人気のコーナーが、設問に対して噺家が機智に富んだ回答で笑いの妙を競う「大喜利」。秀逸な回答をした者に得点のかわりに与えられるのが座布団で、これを十枚獲得すると豪華賞品がもらえる。十枚重ねた上に座っても倒れてしまうことがないよう、この座布団には薄めでしかも重めに特注したものが使われている。

出典はウィキペデア「座布団