レンタルサーバのさくらインターネットなら複数のドメイン名を同じように使うことができる。さくらの会員(有料)になると、さくらのドメインと取得した「***.com」や「***.jp」などの独自ドメインを同じように使える。たとえば遠田の場合は、さくらのドメイン(tohda.sakura.ne.jp)と取得した独自ドメイン(例:domo-domo.comやtohda.com)を同じように使うことが可能だ。この機能はWEBサイトでもメールでも使える。
さくらインターネットでは、1つのアカウント名に多数の独自ドメイン名を表示することができる。(さくらインターネットのメール設定法はこちら)
具体的に遠田の場合で説明する。
当社(ドモドモコーポレーション)が契約しているさくらインターネットのドメイン名は「tohda.sakura.ne.jp」。ドメイン名はtohda.comとdomo-domo.comを独自ドメインで取得している。
メールでは
info@tohda.sakura.ne.jp
info@tohda.com
info@domo-domo.com
が同じように使える。
そのため、どのメールアドレスに送ってもらってもちゃんと届く。
ただし、 info@~というアカウントのメールボックスは1つだけ。
3つのメールアドレスにそれぞれのメールボックスがあるのではない。
この3つのアドレスなのに1つしかメールボックスがないというのが、さくらインターネットのメールを使ううえで重要なポイントだ。
ここで混乱する方が多いようなので、もう少し詳しく説明することにする。
info@tohda.sakura.ne.jp
を例にすと
infoがアカウント名で、
tohda.sakura.ne.jpがドメイン名
となる。
アカウントが「info」ということは、
メールサーバの「info」という名前の箱に
データが格納されるということだ。
(箱というのはデータの置き場所だと仮定する)
自分が管理できるさくらのメールサーバ内では「info」の箱は1つしかない。
同じ名前のアカウントが2つ以上あるとメールアドレスが特定できなくなるためだ。
「info」というのは内部的な表示であって
外部的な表示には「@の後ろのドメイン名」も必要だ。
つまり、
「info」という箱を外部的に表示する名前は
info@tohda.sakura.ne.jp
になる。
これで箱の名前がメールアドレスのカタチになった。
しかし
外部的に表示する箱の名前はこれだけではない。
さくらインターネットのメールサーバの仕様は、取得した独自ドメインすべてがユーザー用のドメイン(tohda.sakura.ne.jp)と同様の扱いになる。
よって
「info」という箱を外部的に表示する名前は
info@domo-domo.comでも
よいことになる。
ということは
info@tohda.sakura.ne.jpでも
info@domo-domo.comでも
info@tohda.comでも
同じ「info」という箱のことを表示していることになる。
ここで注意したいのは、
あくまでも「info」という箱は1つしかないということだ。
「info」という箱は1つだが、
その箱を表示する名前が複数ありその名前が、
info@tohda.sakura.ne.jp
info@domo-domo.com
info@tohda.com
である。
では
メールソフトでメールサーバに接続するときの設定やしくみはどうなっているのか?
実は、メールソフトで接続するときのアカウント名は
info@tohda.sakura.ne.jpでも
info@domo-domo.comでも
info@tohda.comでも
どれでもよい。
いずれにしても接続先は「info」という箱だ。
この「info」という箱は1つしかないから
info@tohda.sakura.ne.jpでつないでも
info@domo-domo.comでつないでも
info@tohda.comでつないでも
まったく同じ内容となる。
逆に言うと
info@tohda.sakura.ne.jpと
info@domo-domo.comと
info@tohda.comを別のメールアドレスとして、別々に管理することはできないということだ。いやおうなく同じ「info」という箱に入れられてしまう。
また、転送機能を使っているわけではない。
(info@domo-domo.comあてのメールをinfo@tohda.sakura.ne.jpに転送しているわけではない)
これが、さくらインターネットのメールアドレス管理上の注意点である。
なお、WEBでは
http://tohda.sakura.ne.jp/
http://www.tohda.com/
が同じように表示でき、
また
http://tohda.sakura.ne.jp/domo-domo/
http://www.domo-domo.com/
が同じように表示できる。
このようなドメイン表示方法は、さくらインターネットのエイリアス機能を使って実現できる。
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この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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