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検索エンジンマーケティングは企業のマーケティングインフラだから順位下落ペナルティリスクを下げながらSEOをする

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Omisebatake20080806お店ばたけの出店者交流会が能登の穴水町であった。約10名の出店者が参加して交流を図った。遠田はホームページドクターとして検索エンジンマーケティングのミニセミナーを担当。SEOやSEMは企業のマーケティングインフラだから順位下落ペナルティリスクを下げる必要がある。過剰になりがちなSEOをコントロールしながら検索表示順位を安定するためにはどうすればよいか。参加者のほとんどがネットショップの担当者や経営者なので出てくる意見も鋭い。

グーグルヘルプセンターでは「Google と相性の良いサイトを作成するにはどうすればよいですか」という質問に以下のような回答をしている。この回答はまさしく「SEOの基礎」であり、この2つはとても重要だ。

▼ウェブマスター向けガイドライン
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行っていただきたいこと

ウェブマスター向けのガイドラインでは、デザイン、技術、品質についてご説明いたします。 Google と相性の良いサイトを作成するためのヒントについては、下記をご覧ください。

ユーザーが探している情報を提供する
サイト内、特にホームで質の高いコンテンツを提供することが、 最も重要です。
サイトを訪れるユーザーにとって有用な情報が含まれていれば、サイトの人気が上昇して他のサイトからリンクされるようになります。
情報に富んだサイトを作成するには、それぞれのページでトピックをわかりやすく正確に記述します。
ページを検索するときにユーザーがどのような言葉を入力するかを考慮して、その言葉をサイトで適切に使用します。

他のサイトからリンクが貼られるようにする
他のサイトからリンクが貼られていると、クローラがサイトを見つけやすくなり、Google の検索結果で表示される可能性が高くなります。
Google では、検索結果の表示において、ページの重要度を示す独自の指標 PageRank と高度なテキスト
マッチ技術を組み合わせて使用し、それぞれの検索に重要かつ関連性のあるページを表示しています。 PageRank 評価の一環として、ページ A
からページ B へのリンクをページ A からページ B への票として解釈し、1
つのページが獲得した票数を計算します。「重要度」の高いページによって投じられた票はより高く評価され、それを受け取ったページを重要なサイトとして判
断します。
(以下は略)

この2点が非常に重要だ。念のためもう一度記すと、「ユーザーが探している情報を提供する」と「他のサイトからリンクが貼られるようにする」の2点だ。

要は、
ユーザーが探している情報を提供するとは
①キーワードを含んだトピックで書くことである。
他のサイトからリンクが貼られるようにするとは
②品質のよいリンクをつけることである。
この2点がSEOの基本中の基本だ。

①キーワードを含んだトピックで書くこと
キーワードを書くのではなくトピックを書くことである。トピックとは「○○は××である」という主語と述語で構成される文章である。トピックはキーワードの羅列とはまったく違うものだ。キーワードを主語にして文章として通用するようにトピックを作ることが重要だ。
検索エンジンは、ページに「キーワードを一覧で表示するような処置」をとても嫌う。キーワードの羅列をGoogleは不正と判断しペナルティを科す可能性を明言している。最悪ではサイトをインデックス削除するかもしれない。
さらに、
サイトを論理的なリンク構成で作成するように書いてある。つまりWEB標準に準拠した構成で、きちんとしたhtml構造でサイト内コンテンツをトピックで記述すべきだということだ。

②品質のよいリンクをつけること
さらに、リンクについての記述には「人工リンク」と「自然リンク」を区別し、評価するのは「自然リンク」だけであることが明確に書かれてある。たとえば、相互リンクなどは人工リンクと検索エンジンから評価されないような注意が必要だ。急激に大量かつ同一のアンカーリンクを生むことは自然リンクでは考えにくいため人工リンクととらえる可能性が高い。行き過ぎるとペナルティを受ける。

このように現代のSEMは過剰SEOをコントロールしながら行う必要がある。

対策としてはサイトのコンテンツ構築に企業ごとに独自のSEOルールを作成し対応すべきだろう。html構造はサイトの骨格として安定的にSEOを施して生成する必要がある。具体的にはCMS(コンテンツマネジメントシステム)でテンプレート管理をするのが有効だ。MTOSなら無料CMSとして活用できるのでおすすめだ。

お店ばたけ穴水交流会当日は、北國新聞社さんからも取材にいらっしゃった。いずれ北國新聞の記事に載るだろう。