農業

ヤーコン栽培に取り組んで3年目の石川農業青年会議プロジェクト、ヤーコンの栽培責任者は舘喜洋氏

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北辰農産の舘喜洋(たちよしひろ)氏ヤーコン栽培に取り組んでいるのは石川県の石川農業青年会議。石川農業青年会議は白山市および野々市町の35歳未満の農業者で構成される組織だ。プロジェクト活動として3年前からヤーコンの栽培に取り組んでいる。その栽培責任者が北辰農産の舘喜洋(たちよしひろ)氏だ。舘喜洋氏は大卒で就農3年目の25歳、若くてバイタリティがあって熱心に農業に取り組む姿に応援の輪が広がっている。

ヤーコンの畑ヤーコンの畑。ヤーコンは5月ころに植え収穫は10月ころと、サツマイモの生産サイクルとほぼ同じ。ヤーコンは南米アンデス原産のキク科の植物でダリアと同じ仲間になる。見た目は芋なのでよくサツマイモと比較されるが、サツマイモはヒルガオ科、ジャガイモはナス科と分類が違う。ヤーコンは成長すると草丈が1メートル以上になるところもサツマイモとは違う点だ。

収穫したヤーコン収穫したヤーコン。ヤーコンは芋の仲間だが食感は芋よりも梨に近い。みずみずしくてシャリシャリしているので、生で食べるサラダにもよい。栄養素としてはデンプンではなくフラクトオリゴ糖、収穫してすぐよりも1週間以上保存したほうが甘みが強くでる。なお、フラクトオリゴ糖は厚生省認可の特定保健用食品としてすでに販売されており、整腸作用や血糖値抑制効果の機能性も注目されている。