元旦の初売りが当然のように感じられるようになった昨今。大型ショッピングセンター(SC)では元旦の初売りと同時にバーゲンが始まっている。
元旦の金沢北部の大型SCは3件。金沢サティ、アルプラザ津幡、イオンかほくSCは元旦初売りで同時にバーゲン開始だった。一方で、併設する大型電気店(ヤマダデンキ、ケーズデンキ)の初売りは1月2日からと足並みが揃っていない。お年玉消費の行方はどうなるか?
元旦初売りはバーゲン開始が定着か?
お年玉をもらう子供たち
お年玉をもらう子供たちにとって、元旦は一年で一番裕福な日だ。すぐにでも消費したい衝動にかられている。商業施設が開いていれば家族総出で買物に出かけることになる。それが商業施設が元旦初売りを始めた背景として最大の原動力になっている。
大型電気店は元旦営業をしていない
しかし、大型電気店は元旦営業をしていない。子供たちはアイポッドや音響製品をはじめとした電気製品を買おうと大型SCに来場すると、電気店だけが営業していない状況に肩透かしを食う。
そのお年玉のゆくえは?
結局、目的のものを買うのを我慢せざるをえないことになるが、そのお年玉はどうなるか?
大型商業施設内には買物するものがたくさんある。消費の欲求をこらえられずに他のもの(代替品)を購入する可能性も高い。
商業集積としての営業開始日はいつが適切なのか
お年玉消費を有効に取り入れようとするならば、商業集積としての営業開始日をそろえるのは当然であろう。
また、結果的に消費者の期待を裏切ってしまうつけがいつか回ってくるかもしれない。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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