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グーグルウェブマスターツールがリニューアル、デザイン一新で使いやすくなった

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Googlewebmastertoolsグーグルウェブマスターツールがリニューアルしている。デザインが一新され使いやすくなった。画面に応じて関連するヘルプが左下に表示されているのもいい。メールで通知されるなど新機能も増えている。
左の画面は「上位の検索クエリ」。もともとあった機能だが「表示回数」と「クリックスルー」という2つの項目が並んで順位づけされている。「表示回数」はグーグルの検索結果画面に表示された回数が多い「キーワード」の順である。しかし表示回数が多いことがアクセスに直結するわけではない。

この例で見ると、表示回数がもっとも多いキーワードは「nikoniko」である。グーグルの検索結果画面に当サイト(www.tohdamikio.com)が表示される回数の19%は「nikoniko」というキーワードで、当サイト内で1位ということだ。しかし、掲載順位は41位なのになぜ?この理由は、「nikoniko」がビッグワードだからである。「nikoniko」の月間検索数をグーグルアドワーズのキーワードツールで調べると、4月の検索数は823000回。カタカナの「ニコニコ」だと、なんと612万回である。
Nikoniko

このように検索される回数がかなり多いキーワードだと、掲載順位が41位とかなり下位でも、検索結果に表示されるということになる。

では「nikoniko」というキーワードで検索エンジンからのアクセスはどれだけあるのか…というと、その結果はほとんどゼロに等しい。

画面の右の「クリックスルー」を見るとわかる。クリックスルーとは、実際に検索画面でクリックして当サイトに訪れた実績値である。クリックスルーの順位は、表示回数の順位とまったく違う。「nikoniko」というキーワードは表示回数の順位100位までの一覧に見当たらない。

表示回数の順位で上位のキーワードは、掲載順位1位のキーワードばかりである。月間検索数がそれほど多くないキーワードでも検索結果の1位ならクリックされやすい。

100位までのキーワードの掲載順位をよく見ると、1位、2位、3位、あたりまでは出現率が多いが、4位以下になると急激に少なくなる。これは、グーグルの検索画面のリニューアルにも影響がありそうだ。今月のグーグルのリニューアルで、検索結果の3位と4位の間には、グーグルマップかユーチューブの動画が表示されることが多くなったため、4位以下だと検索結果画面のファーストビューに入らない。4位以下だと縦スクロールしないと見えないところに表示されるため、クリック数が低下するのではないだろうか。

このことから、スモールワードでも検索順位が上位(3位以内)のキーワードが多数あると、サイト全体としてアクセス数が増えるということがいえるだろう。

見るとなにかを気づかせてくれるのが「グーグルウェブマスタツール」だ。定期的にチェックするようにしたいものだ。