当社はサーバーを変更してから迷惑メール判定や強い警告をされることが激減しました。また、今月になってから、ある公的な支援機関さんがWEBメールシステムに変えたところ送信メールの警告問題が表面化して、あわててDKIM設定を進めることになったというような話もうかがいました。
やはり迷惑メール対策として電子認証「DKIM」がかなり有効だということがわかりました。独自ドメインでネットビジネスをする場合、メールが届かないというのは死活問題ですので、現段階ではDKIMが最低限必要ではないかと思います。
しかし、よく使われている3大レンタルサーバーはほとんどDKIM対応ができていません。
DKIM(ディーキム)というメールの電子認証
3大レンタルサーバーはほとんどDKIM設定が不可
3大レンタルサーバーとは、ロリポップ、エックスサーバー、さくらインターネットです。おそらく日本ではこの3つが利用者数でベスト3といわれています。
この3大サーバーのよいところは、WordPressなどのホームページ運営もメールのやりとりも独自ドメインの管理もワンストップでできるところです。
しかし近々の課題はDKIM対応ができないということです。
いまやSPF認証だけではなかなかメールが届きませんので、DKIM認証が必須だと思います。
ロリポップはDKIM認証に対応していない
▼2024年1月19日追記
ロリポップは2024年2月よりDKIM対応をすることになりました
エックスサーバーではDKIM認証が使えなかった(2023年2月まで)
※ここで追記です
2023年2月14日にエックスサーバーからうれしい情報発信がありました
送信メールの信頼性と到達率を向上! 送信ドメイン認証「DKIM」に対応
ついにエックスサーバーはDKIMに対応したようです。
このたび当サービスでは、送信メールの信頼性を向上させる送信ドメイン認証技術「DKIM」に対応しました。
新しくエックスサーバーに契約する場合はDKIM対応になります。またこれまでエックスサーバーを利用していた場合は、順次DKIM対応になっていくようです。
詳しくは上記をご覧ください。
さくらインターネットではDKIM対応していない
https://sakura.uservoice.com/forums/913570-さくらのレンタルサーバ
▼2024年1月19日追記
さくらインターネットは2024年2月よりDKIM対応をすることになりました
DKIM対応ができるサーバーやクラウドも多数ある
上記の3大サーバーはDKIM対応が容易にできないのはなにか理由があるんでしょうかね。私にはわかりかねますが、DKIM運用をできるサーバーやクラウドサービスは増えています。
代表的なところでは、以下のサービスはDKIM対応しています。
・Gmail
・ヤフーメール
・nifty
・ocnメール
など
▼niftyのアドレスからGmaiに送信したさいのメール判定
このように、大手通信事業者は積極的にメール認証を高度化しており、ほとんどがSPFとDKIMに対応しています。
またレンタルサーバーでは
・バリュードメインの「コアサーバーV2」
はDKIM対応しています。
※当社も利用しています
マイクロソフトなど大手通信会社はメール認証が高度化
さらに
・マイクロソフトオフィス365(クラウドサービス)
だとDKIM対応しています。
さらにひとクラス上のDMARCにも対応しています。
マイクロソフトがメール認証の解説ページでDKIMの有効性を説明しています
※マイクロソフトなどはメール認証がDKIMよりさらに高度な「DMARC」にも対応しています。
※「DMARC」は「SPF」と「DKIM」を併せ持った高度なメール認証のしくみです。
ただし、独自ドメインでDKIM対応をさせようとすると、Gmail、nifty、ocnなどではできません。
たとえばniftyなら、「********@nifty.ne.jp」という、niftyの独自ドメインの場合のみ、DKIM対応になります。
独自ドメインでDKIM対応できるレンタルサーバー
いまのところ、上記の3大レンタルサーバーなみのサービス品質や価格帯が同等程度でDKIM対応できるサーバーというと、バリュードメインのコアサーバーV2くらいしかなさそうです。(エックスサーバーは2023年3月からDKIM対応しています)
コアサーバーでのDKIM設定の方法はこちらです
メールの電子著名「DKIM(ディーキム)」を実装した設定方法について、当社が実施したやりかたは以下のページで紹介しています。
https://www.dm2.co.jp/blog/13599
メールサーバー用にあらたにサーバー契約が必要で設定が少しややこしかったですが、Gmailの警告表示がなくなるのですっきりしました。
試用申込みはこちらからどうぞ
にて仕様を確認のうえ、申込みを検討してください。
30日間は無料で試用できるので、その間に本番運用するかどうかを決めればいいです。
なお、コアサーバーV2「CORE-X」は「バリュードメイン」というドメイン管理のWEBサービスと一体的な運用になっています。まずは、「バリュードメイン」のID登録が必要です。このバリュードメインのID登録は無料なので安心してください。
※この評価は現段階で当社が利用している環境だけで比較したものなので絶対評価ではありません、あくまで参考情報としてください
エックスサーバーでDKIMが使えるようになりました
3大レンタルサーバーでは、唯一エックスサーバーだけがDKIM対応になりました。2023年3月からDKIM認証に対応するようになりました。
操作画面がわかりやすくて安定しているレンタルサーバーなので、DKIM認証が使えるサーバーとしてはエックスサーバーが最強かもしれません。
エックスサーバーへの申込み
実際にエックスサーバーを使ってみると、早くて快適です。企業がWordPressでサイト運用をするのなら、エックスサーバーがおすすめです。
▼エックスサーバーに関する記事一覧
企業がWordPressでサイト運用をするのなら、エックスサーバーを活用することをおすすめしています。
上記のカテゴリページはエックスサーバーに関する記事が紹介されています。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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