検索エンジンのインデックスから消えたとか、検索エンジンにインデックスされるとか、SEO業界では普通にインデックスという言葉が交わされる。あらためてインデックスとは何かを調べてみた。検索エンジンのインデックスとは「グーグルやヤフーなどの検索エンジンが検索結果を表示するためのデータベースに記録されている情報」である。インデックスされる手順は、①検索エンジンロボット(クローラーやスパイダーなど)がサイトのページを巡回する→②検索エンジンのキャッシュサーバ(一時データを保管するサーバ)に保管される→③検索エンジンのデータセンターにあるインデックスサーバに索引化して保管される→④検索結果を表示するドキュメントサーバに記録される→⑤検索結果に表示されるようになる、ということである。検索結果に表示されるためにはインデックス化されることが必須なのである。
もともと、インデックスとはデータベース用語の索引のことで、データベースに格納されているデータを高速に取り出す為の仕組みのことである。SEO用語のインデックスは上記のように検索エンジンのインデックスのことを示している。
上記のグラフは、当ブログ(/)のインデックス数の推移を、ヤフー、グーグル、Bingの3大検索エンジンごとに折れ線で示した折れ線グラフである(グラフはGRCという検索順位チェックツールで表示できる)。ほぼ毎日1つづつ記事を書いているので、ゆるやかに1つづつ上昇するカーブを描きそうなものだが、そうではないことがわかる。
検索エンジンは日々膨大に増え続けるWEBページの情報を記録し続けてる。しかし、すべてのページをインデックスするわけではない。情報価値の薄いページは検索ロボットが記録してもインデックスされないことがあるし、すでにインデックスされたページも情報価値が低下するとインデックスから消されるといわれている。
検索エンジンがインデックスしている状況を調べる方法は、「site:http://www.******.com/」と検索窓に打ち込んでenterキーを押すだけ。「site:」+「調べたいサイトURL」だけなのでわかりやすい。当ブログの場合は「site:/」で調べることができる。ヤフーでもグーグルでも同じ。
ただし、グーグルは公開しているインデックス数と実際のインデックス数が少し違う。誰でも調べられる「site:/」で調べた場合と、ウェブマスターツールで調べた場合ではインデックス数が違うことからも、実際のインデックス数が違うことが推定できる。基本的にはウェブマスターツールのデータのほうが詳細にわかり個別提供されるデータなので重視したほうがよいだろう。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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