顧客の視点

初めての美容院はなぜ入りにくいのか?顧客の思い通りに髪を切ってくれない美容師と顧客とのいい関係を探る

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美容院初めての美容院は入りにくい。床屋が主に髪を切るためだけの場所なのに対し、美容院は髪でお洒落を楽しむための場所。それだけおしゃれに気を使うから、初めての美容院選びは慎重になる。今や、初めての美容院選びはインターネットでの検索で調べることから始まる。友人知人からの口コミ情報や街で見た情報をもとに、検索するとたくさんの情報が得られるからだ。

ネットで調べてみると、「初めての美容院」に関してはさまざまな情報がある。美容室デビューの女子中学生や男子大学生、ロングヘアの女性などが自分に適した美容院を探している。
とくにロングヘアの女性が初めての美容院を選ぶさいはかなり慎重なスタンスのようだ。初めての美容院では髪を切らせないでトリートメントだけにして、その美容院との相性を探るらしい。美容師に髪を切らせるのは信頼関係ができてからだということだ。この理由は「美容師は髪をきりすぎるから」だそうで、だいたい指定寸法の倍くらいをカットするらしい。つまり「1~2センチほど切ってください」とリクエストするとだいたい「3~4センチ」は切るという。切った髪が2センチ以上あると涙がでるほど悲しくなるそうだ。この原因は顧客と美容師とのコミュニケーション不足だろう。顧客の「1~2センチ」の感覚は本当は何センチのことなのかを探らなければならない。人の感覚はあいまいなので「1~2センチ」は「1センチ以下」のこともあれば「3~4センチ」のこともある。その真意を知らなければ顧客の真の要望に応えられない。
顧客の視点から信頼できる美容院になるためには十分なコミュニケーションが欠かせないようだ。
※写真は金沢の美容院「S&J」のものを拝借しましたが本文とは関係ありません。