顧客の購買行動を分析するツールはいろいろあるが、併買行動を直感的に「見える化」するツールならクモの巣グラフがわかりやすい。クモの巣グラフは、8つの商品の購買の相関関係を統計的に分析し「見える化」してくれるツールだ。
ネットショップならば購買履歴データがあるはずなので、そのデータを活用してクモの巣グラフで分析してはどうだろう。ショップメーカーなどのASP買い物かごならデータをCSVダウンロードできるので、エクセルとマクロで分析できる。
クモの巣グラフの作成方法。
クモの巣グラフを使うには、商品名と顧客名の表を作る必要がある。例としてショップメーカーの購買履歴データを使った場合の説明は以下のとおり。
ショップメーカーの購買履歴データのダウンロードは管理画面から。ダウンロードをクリックし、受注詳細データを選択してCSV形式でダウンロードする。
ダウンロードしたCSVファイルはエクセルで開く。その後、エクセルで新しいワークシートを開き、ビボットテーブルを使う。(ここがちょっと難しいところかな…)
これで商品名と顧客名の表を作ることができる。中身のデータは購買個数になるようにする。この表から「相関クモの巣グラフ」で解析するとクモの巣グラフができる。
クモの巣グラフの作成方法をパワーポイントで作成したが、その内容をグーグルドキュメントで公開した。興味ある方は
http://docs.google.com/present/edit?id=0AfVkf8kVF6_LZGhyOTc4bmtfMjNncTc5MzZncQ&hl=ja
をご覧ください。
なお、クモの巣グラフの使い方は「rfm/顧客9分類など」のカテゴリにある 顧客の併買行動を探るには「くもの巣グラフ」が直感的にわかりやすい をご覧ください。
また、エクセルのファイル拡張子は元々「*.xls」ですが、エクセル2007以降は「*.xlsx」となっており、エクセル2003以前のエクセルでは「*.xlsx」のファイルが読めません。エクセル2003以前のエクセルで「*.xlsx」を読む場合は互換パックを使うとよいです。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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