FFFTPはWEBサーバとのデータをやりとりするためのFTPソフトの定番である。現在、FFTPの弱点は、通信データを暗号化するSFTP接続が非常にむずかしく、現実的には暗号化通信ができないことである。(2010年当時)
どうしてもFFFTPでSFTP接続するためにはPuTTYなどのSSH接続できる通信ソフトと連携させる必要があるが、この設定や運用がけっこう面倒くさく、エンジニアでない一般の方が設定することはほぼできない。
そこで、FTP接続でSFTPを使いたい場合は、SFTP接続に標準で対応しているFTPソフトを使うのはどうだろう。対策案としてFTPクライアントにFileZillaを使ってみた。試してみたところ割と簡単な設定でSFTP接続が可能である。
FTPソフトは複数ある
FileZilla(ファイルジラ)はSFTP接続が可能
FTPクライアントのFileZillaはSFTP接続が可能でタブ形式が使え多機能だが無料。日本語のメニューで動いてくれる。
最新版はFileZillaの日本語ミラーサイト
http://sourceforge.jp/projects/filezilla/
からダウンロードできる。
FileZilla設定方法
さくらインターネット(スタンダード以上)でFileZilla設定方法は以下のとおり。
・メニューのファイルからサイトマネージャをクリック
・新しいサイトをクリックする
[一般タブの設定]
ホスト *****..sakura.ne.jp
ポート (本来は22番だが空白のままでよい)
サーバの種類 プルダウンメニューで「SFTP」を選択
ユーザー *****
パスワード password
アカウント (空白のままでよい)
[詳細タブの設定]
標準のローカルディレクトリ C:\ホームページ(任意のフォルダ名)
標準のリモートディレクトリ /home/*****/www
設定が終わったら「了解」をクリックすると設定が保存できる。
なお「*****」は、さくらインターネットでの自身のユーザー名で上記3箇所は同じものが入る。
設定がうまくいっていれば「接続」をクリックするだけでつながる。あとの使い方は直感的に使える。タブ式なので複数のサーバにFTP接続するさいに切り替えが便利だ。
FileZillaはガンブラー対策でSFTP接続を検討しているかたにお勧めの無料FTPソフトです。
※FileZillaには「UTF-8強制」という転送モードがあり、これが役に立つことがあります
上記は、2023年5月13日の記事で、日本語ファイル名の画像を表示させるためにFileZillaの「UTF-8強制」アップロードが有効だったということを書いています。
Cyberduck(サイバーダック)を使う方法
Cyberduck(サイバーダック)というFTPソフトだと暗号化通信が可能である。このFTPソフトの大きな特徴は、MAC版とウインドウズ版の両方があること。そのため、制作会社がMACを使い、運営会社がウインドウズを使っている場合など、OSが違っても同じFTPソフトを使えるので情報共有がしやすいのがよい。
詳細は上記ページにて確認ください。
FFFTPがSSL対応になりました!
FFFTPがSSL接続ができるようになったので、あらためてFFFTPを使うのもありですね。
新しいバージョンのFFFPTは暗号化にも対応しています。FTPSでの接続が標準設定になっています。
詳しくは
をご覧になってみてください。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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