X(ツイッター/Twitter)検索エンジンマーケティング(seo)

ツイッターのリンクには「rel=”me”」が多用されているが、検索エンジンは「rel=”me”」を自分自身として評価しているようだ

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Relmeグーグルで自分の名前を検索するとツイッターが上位表示されるという人が増えている。インターネットで発見されリーチが増えるのはよいことだが、自分の個人ブログや自社企業サイトよりも上位表示される場合は要注意。初対面の人が名刺交換後に初めて名前で検索されたときに見るページがツイッターだと、ちょっと引かれてしまうかもしれない。あくまで、ツイッターの自分のページは2~3位あたりに表示され、本来の自分のページの方が1位表示されるほうがよい。
では、なぜツイッターの自分のページが上位表示されてしまうのか?

ツイッター(https://twitter.com/)自体がページランク9とグーグルから高く評価されており、しかも多数の内部リンク構造が有効に機能しているからだろう。しかし、それだけではない。
ツイッターでは自分のトップページに戻るリンクなどには「rel="me"」が多用されていることが、自分の名前を検索するとツイッターが上位表示される理由のひとつと考えられる。

検索エンジンは「rel="me"」を自分自身のアイディンティティを表わすrel属性として評価しているようだ。

以下はhttp://microformats.org/wiki/rel-meより引用

rel="me"

short URL
http://tr.im/rel_me

XFN 1.1 introduced the "me" rel value which
is used to indicate profile equivalence and for identity-consolidation.

rel="me" is used on hyperlinks from one page about a
person to other pages about that same person.

For example, Tantek’s home
page has (markup simplified)

<a href="https://twitter.com/t" rel="me">@t</a>

And his Twitter profile itself has (markup simplified)

<a href="http://tantek.com/" rel="me">http://tantek.com/</a>

Thus establishing a bi-directional rel-me link and confirming that
the two URLs represent the same person.

Publishers can use the XFN creator form to create rel-me hyperlinks.

アバウト要約をすると、ツイッターで使われている「rel="me"」と自分のサイトで使われている「rel="me"」を検索エンジンは統合した認識を行い、2つのURLが同じ人物を表すことを確認するということだろう。

遠田のツイッターのプロフィールページは、https://twitter.com/tohdamikioで、そのソースを見ると…

<a href="/" class="url" rel="me nofollow" target="_blank">http://www.tohdam…</a>

というタグになっている。また、いたるところで「rel="me"」が多用されており、そのため「tohdamikio」は当ブログの/よりもhttps://twitter.com/tohdamikioのほうが検索エンジンに対するアピールが強くなっている可能性がある。

この対策としては、自分自身のブログや企業サイトの内部リンクでトップページへのリンクには「rel="me"」をつけることだ。

ツイッターに「rel="me"」が使われている以上、自分のブログにも「rel="me"」を使うべきだろう。そうしないと、自分の名前での上位表示をツイッターサイトに譲ってもよい、という意思表示をグーグルにしていると受け取られかねない。

実際に、グーグルで「tohdamikio」というキーワードで検索すると、当ブログよりもツイッターの遠田幹雄ページが上位表示されていた…(^^;

…というわけで、当ブログ「中小企業診断士の遠田幹雄です。どもども、ドモドモ(^^)v(/)」では、個別エントリーページやカテゴリページからトップページに戻る上部リンクに「rel="me"」をつけてみました。当面は実験的に推移を見守ります。

【rel属性について】
rel属性とはリンクタイプと呼ばれ、リンク先との関係を表す。
主なrel="***"であらわされるリンクタイプは以下のとおり。(***の中に入るのは以下のindexやnextなどです)

link rel="index"
 現在のドキュメントに対してインデックスを提供する文書へのリンクを示す。

link rel="contents"
 現在のドキュメントに対して目次を提供する文書へのリンクを示す。

link rel="next"
 順序が定められた一連の文書の中で、次の文書へのリンクを示す。

link rel="prev"
 順序が定められた一連の文書の中で、前の文書へのリンクを示す。

link rel="start"
 一連の文書の中の最初の文書へのリンクを示す。サーチエンジンがインデックスする際に、一連のページの途中のページへの直接リンクを避け、最初のページのリンクの情報を提供することができる。

link rel="stylesheet"
 別のファイルとして用意したスタイルシートを使う場合に記述する。

link rel="shortcut icon"
 URLの左横に画像表示するアイコンはfavicon.icoというファイルだが、そのfavicon.icoを確実に表示させるために使う。

link rel="canonical"
 重複コンテンツ問題を解消し、検索エンジンに正しいサイトのURLを認識させる。

rel="nofollow"
 リンク先にページランク情報を渡したくない場合に記述する。ブログのトラックバックスパムやコメントスパムに対応して生まれたrel属性。

これ以外にも多数のrel属性がある。興味ある方は検索エンジンに「rel属性とは」と打ち込んで調べてみるとよい。