ホームページを表示するソフトをブラウザという。ブラウザにはインターネットエクスプローラー(IE)、グーグルクローム、ファイヤーフォックスなど多数の種類がある。昨年末、世界でもっとも使われているブラウザはファイヤーフォックスだった。IEを超えた理由は、IEが6、7、8とバージョンが分散していたこともあるが、ファイヤーフォックスの利用者は日本でも増加している。ファイヤーフォックスが使われる理由は、「表示が早い」、「WEB標準」そして「豊富な拡張機能」である。
ファイヤーフォックスの表示は早い。しかし、豊富な拡張機能があるため、次々とアドオンソフトを入れていくことが多く、長く使っていると、だんだんと表示が遅くなってくる。
その原因は、ファイヤーフォックスが記録しているブックマークや履歴等のデータが増加化したり、データの並び方がばらばらになっていったりするとにより、データベースの中身が無駄に肥大化することである。そのためウェブページの表示や、Firefoxそのものの動作が遅くなっていく。
この対策は、データベースの最適化を行うことである。
そのためのツールとしては、「SQLite Optimizer」というアドオンソフトがある。
SQLite Optimizer 0.7.5
Firefox のプロファイルフォルダ直下にある SQLite データベースの最適化を行います。長期使用によるブックマークや履歴などのデータの肥大化と、それによる起動や動作の低速化を防ぎます。
「SQLite Optimizer」は一度設定しておけばあとは自動的にファイヤーフォックスのデータベースを最適化してくれる。そのため、ファイヤーフォックスの表示は安定して高速化する。また、ファイヤーフォックスを長く使っているほど人ほど「SQLite Optimizer」の高速化効果は大きい。
ファイヤーフォックス高速化ツールは他にもある。そのひとつが、「SpeedyFox」。
「SpeedyFox」は、ファイヤーフォックスのデータベース最適化のための専用ツール。ダウンロードしたあとに、起動してクリックするだけでデータベース最適化ができる。最適化したいSQLiteデータベースのフォルダを指定することもできるが、基本的には初期設定のとおりでよく、簡単な操作1回で済むのがよい。ファイヤーフォックス3以前のバージョンでも使えるのもメリット。英語版しかないのが難点かな…。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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