農産物の直売所が増えている。「新鮮」「安い」「安心」と三拍子揃っているため、人気の直売所は開店直後の朝9時すぎにレジ行列ができる。すでに全国で1万店舗以上あるが、出店計画も多くさらに増加する。年商20億円を超える直売所は「伊賀の里モクモク手づくりファーム」「伊都菜彩」「めっけもん広場」「げんきの郷」「さいさいきて屋」など。年商10億円を超える直売所は全国で20箇所以上はあるという。
しかし、これだけ直売所が増えると、これから生鮮品の販売はどうなるのだろうか?すでに供給過剰で「道の駅デフレ」が起きていると指摘する声もある。
高くても売れる野菜を目指す取り組みも始まっている。
茨城県「みずほの村市場」という直売所には「あるルール」がある。
そのルールの1つは「後から参入する農家は先に参入していた農家と同じかそれ以上の価格をつけなければならない」こと。このルールにより、直売所に持ち込む多数の農家は「品質の向上」や「食味の改良」など「非価格競争」をしなければならない。
もうひとつのルールはノルマ。年間の販売目標と最低販売額をあらかじめ設け、基準を上回った農家には報奨金を出す一方、下回った農家からは罰金を徴収するという厳しいものだ。
なお売上増加策には「試食」も欠かせないようだ。
参考記事→ http://ow.ly/1cF8q
なお、3月1日にツイッターで何気なく直売所についてつぶいやいたところ、尾崎ファームの尾崎さんからありがたい情報をたくさんいただいた。感謝します。
▼この日のつぶやき(左が遠田、右が尾崎さん)
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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