福井を代表する地酒でもっとも有名なのは黒龍だろう。
黒龍は東京の飲食店でもよく目にする福井の地酒である。黒龍はすっきりしたフルーティー感がありながら旨みがあとからふわっと追いかけてくるのがいい。女性にも「まるで上品なワインのよう」といわれる。
一方、白龍は酒本来の旨みがしっかりのった地酒で、うまみ成分がぎゅっと固まった飲み心地が楽しめる。白龍は酒米にこだわっており、なんと原料の酒米「山田錦」を自社の田んぼで栽培するほどの力の入れようだ。ブログでは、田んぼで収穫した山田錦をはさがけする酒蔵スタッフたちの姿を見ることができる。
黒龍と白龍は福井の地酒
水がよいところにおいしい酒蔵があります
実は、うまいといわれる福井の酒や石川の酒にはある共通点がある。それは水だ。日本三名山のひとつ霊峰白山は石川と福井の県境にそびえている。この白山水系の水で作られた地酒はうまい。
石川県白山市には、菊姫、手取川という2つの酒蔵があり、IWC(インターナショナルワインコンクール)で純米酒世界一になっている。この2つの酒蔵の水は白山水系の水だ。
黒龍も白龍も福井県の永平寺町にあり、地理的にも白山に近く白山水系の水を使っているはずだ。
うまい水があるところに旨い酒がある。まずは純米酒で酒の旨みを楽しみたい。
白龍のラベル
▼白龍のラベル
黒竜のラベル
▼黒龍のラベル
いずれもおいしいお酒なので飲み比べるのは楽しい。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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