遠田幹雄のフリートーク

東京駅で土産物を買うときは行列に並ばなければならないようだ

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東京銘品館は行列帰省ラッシュで混雑する東京駅は土産物店が大繁盛していた。東京銘品館では、土産物を買いたいお客さまの行列が店外まで伸びていて係員が「最後尾」の看板を持って案内していた。人気のおみやげは、芋ようかん、ごまたまご、東京ばな奈あたりのようだ。(参考:東京土産クチコミランキングより)

ところで、人気がロングセラーになっている東京ばな奈には、思わぬところに人気の秘密がある。1992年に発売された東京ばな奈が今でも人気ランキング上位にいる理由は、徹底的に「ある機能」にこだわったからである。

その機能は「崩れにくさ」である。

東京ばな奈はアタッシュケースやビジネスバッグに入れたときにも崩れにくい。かばんに入れるときに大きすぎず小さすぎずというジャストサイズになっている。
東京ばな奈は顧客ターゲットをビジネス客と絞っているため、かばんにちょうど入り、崩れにくいという機能がヒットした。一度、買うとおみやげを持ち帰った家族や職場からの評判がよいうえ、持ち運びやすく多少乱暴に扱っても崩れにくいということで、リピーターとなっている点が成功要因だろう。