顧客の視点温泉や大浴場

スーパー銭湯の真の顧客は誰なのか?風呂に入らない来場者が目立つスーパー銭湯

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スーパー銭湯スーパー銭湯とは、本来の銭湯の機能だけではなく、温泉、露天風呂、各種アイテムバス、サウナなど付加的な風呂設備を持つ。さらに外食や髪のカットができる理美容室、マッサージコーナーなどの各種施設及び店舗を併設する公衆浴場である。すでにスーパー銭湯も市場に浸透し珍しくもない状況になっており、大型ショッピングセンターなどには併設されることが増えている。多様なニーズを満たすようになったスーパー銭湯だが、真の顧客は誰だろうか?

スーパー銭湯の真の顧客

遠田はよく金沢市内のスーパー銭湯を利用する。しかし、風呂に入るためではない。食事をしてパソコンを使うためである。目的としてはインターネット喫茶的な利用法である。しかし、インターネット喫茶は閉塞感があって日中入る気がしない。また、ファミリーレストランでビジネスマンの一人利用も居心地が悪くてゆっくりと過ごせない。

そのような理由で、日中、少し時間があいたときは入場無料のスーパー銭湯の飲食コーナーでパソコンを開き仕事をしている。お腹がすけばなにか食べられるし、ドリンクも自販機がある。足を下ろせる掘りごたつ式の机と畳敷きなので、ときどき横になってもいいのでくつろげる。

午後4時ころ、飲食コーナーを見渡すと、お風呂に入りにきた人以外の利用が半数以上のような気がする。

真の顧客は誰なのか?

さて、スーパー銭湯の真の顧客は誰なのか?
「お風呂に入ること」を目的にしない来場者が増えている様子をみて、ふと気になった。

顧客のニーズはどんどん変化している。同じような業態でも、いつのまにか、違う顧客にシフトしていることがある。この変化に気づいて次の手を打つのがビジネスの鉄則である。