神戸市長田地区といえば阪神大震災で大きな被害にあった地域である。長田の地場産業のひとつだった「靴の製造」も大きな打撃を受けた。今でも神戸は靴の国内生産の８割を占めるといわれているが長田は靴製造の中心的な地域だ。震災復興の際にできたハード施設が「シューズプラザ」で、靴関連のショップが複数入店している。そのシューズプラザの中でもひときわ輝いているショップが手づくり健康靴「快足館」だ。
快足館はただの靴屋ではなく、お客さま一人ひとりのオーダーメイドの靴を受注製造し販売している個性的なシューズショップである。
外反母趾で悩む女性や膝痛タコなど足のトラブルで悩んでいる方にぴったりの靴を提供している。
快足館代表の松田社長は戦略家である。2000年にこの店を開業して以来さまざまな新しい取り組みにチャレンジしている。ひとりひとりの足圧測定をするオーダーシューズ専門店というのも当時とすれば画期的だった。
今は神戸大学医学部と共同開発した歩行測定装置で、歩行時のボディバランス、足底圧力を測定。ラクに歩ける快適な靴を手づくりしている。次の商品はインナーソール。靴の中に敷き込む快足館独自のインナーソールを使えば、既製品の靴や今履いている靴も快適な履き心地の靴に変わる。
これからどのように展開していくのかとても楽しみな店である。
神戸長田の手づくり靴店・快足館
http://www.kaisokukan.com
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