農商工連携や地域資源

能登大納言はひときわ大きな粒の小豆でお菓子の材料として使われている

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能登大納言小豆を使ったどらやき能登大納言はひときわ大きな小豆で、能登半島では伝統的に栽培されてきた伝統野菜のひとつである。大きな小豆としては丹波大納言が有名だが大きさも味もひけをとらない。能登大納言は、生産量が少なかったためあまり人目につくことはなかった。しかし、数年前に石川県が能登大納言を戦略的作物と位置づけ生産量の拡大を図ってきた。そのため、最近では能登大納言を使ったどらやきや羊羹などたくさんのお菓子が作られるようになった。

石川県の戦略作物
<石川県の戦略作物の生産拡大に向けた主な取り組み>
①能登大納言小豆:作付拡大に向けた機械化一貫作業の普及定着のための実証や品質の均一化に向けた優良種子の採種圃設置等
②中島菜:作付拡大に向けた夏ネギ跡栽培等の栽培実証や収穫期間拡大を図るためのトウ立ちの遅い系統の現地実証等
③源助だいこん:企業の商品化ニーズ(大きさ、出荷時期)に対応できる栽培技術実証や河北潟干拓地における収穫・洗浄技術等の実証等
④金時草:品質向上に向けた冬場や真夏の着色向上技術実証や作付拡大に向けた集落単位の栽培実証等
⑤ルビーロマン:品種の特徴を生かし、企業ニーズに対応すための粒肥大進技術の実証や種無し化技術の現地調査等