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能登野菜の中島菜は生食よりも加工品で有名になった

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中島菜中島菜は七尾市中島町を中心に栽培されてきた伝統的な冬の野菜である。12月頃から3月頃まで収穫され、主として漬物にされていた。最近では、中島菜に血圧調整に関与する「アンジオテンシン(ACE)」と呼ばれる酵素の働きを抑える成分が青葉の中で最も多く含まれるということが明らかになって、がぜん注目が集まっている。さらにビタミンCとカルシウムも豊富に含まれていることから、血管を健全に保ち降圧作用と相乗的に効果を発揮するという機能性を強調している。


能登野菜の中島菜

中島菜を加工した食品としては、中島菜漬けなどの漬物類はもとより、中島菜プリン、中島菜入り緑茶、中島菜入りシフォンケーキなどが増えている。
また、地元石川県にフランチャイズ本部がある8番ラーメンでは中島菜入りの「菜めし」が冬季のメニューに入っているなど飲食店などでも中島菜を食する機会が増えている。

これらの理由のひとつには、乾燥中島菜粉末や乾燥中島菜チップなど、食品会社が加工しやすい状態で販売されるようになったことがあげられる。

中島菜の生産はJA能登わかば中島菜部会が代表になっており、七尾市中島地区を中心に約100戸の農家が4ha以上の面積で約26t生産している。