伝統文化

石川県の焼物は九谷焼だけではない、能登にも陶芸作家が多数いる

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焼物のマグカップ石川県の焼物は九谷焼が全国的にも有名である。九谷焼は大胆で斬新な図柄が特色で、赤・黄・青(緑)・群青・紫の五色を使った重厚な五彩色の構図の陶器。産地は金沢市および石川県南部の寺井町に渡るエリアに点在している。能登には九谷焼ではないものの輪島塗などの伝統的工芸品が盛んで、もちろん陶芸でも日展作家がいるなど創作活動は活発である。

ビビッドな配色のマグカップ

向瀬孝之
ポール・スミスのデザインを連想させる明るいビビッドな配色のマグカップ。日常使えるような気軽さと、手になじむ味わいがあるこのマグカップは日展作家の向瀬孝之氏が作ったもの。
この写真のマグカップは、向瀬孝之氏のご自宅に訪問したときに出してくれた日常使いのもの。配色がきれいなので写真に撮らせてもらった。向瀬孝之氏は気さくで気取らない作家さんだが、陶歴を見ると日展や海外の賞など数々の受賞歴があった。
日展作家の陶芸品というと数十万円もする花器などのイメージがあるが、気取らずに使えるマグカップなどもいい。結婚式の引出物やちょっとした記念でもオリジナルの陶芸品を作ってくれるそうだ。

之乎路窯(しおじがま)
陶芸作家「向瀬孝之」
〒929-1425 石川県羽咋郡宝達志水町子浦ワ113
0767-29-2735