生成系AIがすごいですね。ChatGPTの話題も毎日あふれかえっている状況です。私は毎日のように使っています。これまでGoogle検索を使っていたケースのかなりの部分が、新BINGのChatGPTにて調べるように変わりました。自分で数回の検索を繰り返して調べるよりも、ワンストップでまとまった回答を得ることができるのが超便利だからです。
しかし、この便利なChatGPTについて逆風も吹いています。世界中で「危険である」とか「開発を中止すべき」などという発言が目立つようになりました。
われわれはこのChatGPTのような生成系AIとこれからどのように付き合っていけばいいでしょうか。
生成系AIとのつきあいをどうしていくべきか?
東大からChatGPTについて発表がありました
東大が生成系AIについての見解を発表しました
上記の内容には、東京大学の学生や教職員が生成系AIに対してどのように向き合うべきか、現在の状況(急速に変化している最中ですが)を踏まえ、第一報として情報を共有するということが書かれています。
目次には
・何ができるか、「検索」ではなく「相談」するシステム
・仕組み上、書かれている内容の信憑性には注意が必要
・機密情報や個人情報などを安易にChatGPTに送信することは危険
・将来著作権や文書を用いた試験・評価に問題が発生する可能性がある
・社会に対する影響
・本学の学生や教職員はどう対応したらよいか
という順序で記述されています。
このページをChatGPTで要約してもらいました。その内容は以下のとおりです。
このことから、新しい技術として生成系AIには大きく注目しているものの、かなりの警戒感を持っていることがわかります。
「ChatGPT開発停止」の署名活動が広がるわけ
【チャットGPT「開発停止を」ナゼ?】#Google などで検索するのと違い
何かを「相談」したら
わずかな時間で返答してくれる#チャットGPT
いま開発を「一時停止すべき」と
署名活動が起こっています
指摘されている #リスク とは…#落合陽一 さんの考えを聞きました#newszero #有働由美子 #小野高弘 pic.twitter.com/nuLoP254Bs— news zero (@ntvnewszero) April 4, 2023
メディアでも様々な情報がでており、識者にもさまざまな見解があるようです。
上記の番組で、落合陽一さんが「いやーテスト勉強なんかしてないよ、勉強やめようぜ… という話を真にうけていてはだめ。 」という発言がとても的確だと思いました。
実際に開発停止ということを発言している企業は、AI対応に少し遅れてしまったという問題を抱えていて、周りには停止を訴えながら自身は開発を急ぐというような行動をしているのではないか、という懐疑的な見方もできます。
単純に「危険だから近寄らない」とか「新しいものは不安」という態度では、これから激変するであろう世界に対応が遅れてしまいます。
「生成AIの衝撃」~ ChatGPTで世界はどう変わるのか? ~
JDLA(一般社団法人日本ディープラーニング協会)が、「生成AIの衝撃」~ ChatGPTで世界はどう変わるのか? ~という2023年3月9日のオンラインイベントが動画でも公開されています。
この動画には以下のような説明がありました。
2020年のGPT-3の衝撃以来、生成AIの進展は従来のディープラーニング技術の進展とは一線を画す、破壊的な変化となっています。 2022年11月末に発表されたChatGPTでは日本語が極めて自然な形で使えるようになり、 日本でも急激に関心が高まっています。
本イベントでは、「生成AIの衝撃」セミナーでは大注目のChatGPTを中心に、「何がすごいのか」、「どうやって出来ているのか」、「いま世界で何が起きているのか」、「日本は大丈夫なのか」、「何が変わるのか」、等々、様々な観点から有識者にお話しを伺います。
連日報道されるニュースなどを見て、下記の様に感じていた方は必見です! ・「今の動向をどう見たら良いのか、分からない」
・「ChatGPTに代表される、生成AIの仕組みなどについて知りたい」
・「今、話題の生成AIについて最新情報や今後の展望が知りたい」
・「ChatGPTについて色んなニュースが出てるけど正しいまとまった情報を知りたい」
この2時間の動画内容をChatGPTで要約してみた、というブログ記事は以下のとおりです。
あわせてご覧いただくとより理解が深まると思います。
個人としては積極的に、組織としては保守的に
私は生成系AIについては、
・個人としては積極的に試用する
・組織としては保守的に安全性を検討しながら
というスタンスでつきあっていくのがよいと考えています。
シンギュラリティ(Singularity:技術的特異点)が間近に迫っています。このような大きな社会変化が起きているときに、新技術に対して保守的すぎると取り返しがつかないくらい遅れてしまうことが怖いです。
まず、個人としては積極的に試用していくことで、生成系AIがどれくらい使えるのかなにが苦手なのかどんな応用ができそうなのかについて、自分なりに体験して使い方を体得していく姿勢が大事ではないでしょうか。
一方で、組織としては安全性についての視点から、ある程度慎重なスタンスも必要かと思います。とくに個人情報や著作権などの問題はこれからさらに大きな波紋を呼ぶ可能性もあるので注意が必要です。
このようなスタンスで生成系AIと付き合っていきたいと考えています。
生成系AIの関連記事
AIに関しては
https://www.dm2.co.jp/blog/category/web3/ai
というカテゴリで紹介していますので興味があれば関連記事もごらんください。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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