東北関東大震災(東日本大震災)とその余震などで大津波の被害が甚大になっている。津波の被害は海に面しているところだけでなく、海から十数キロ陸地のところもあった。地形など条件も影響しているが、その場所の海抜(海面からの高さ)の影響も大きい。避難するさいは「近くの高台へ」というが、その高台の海抜は何メートルあるのか?また自宅の海抜は何メートルなのか?事前に調べておくと避難場所を確認できるかもしれない。
陸地の海抜を調べる地図サービスを発見したので紹介する。
海抜を調べることができる地図サービス
この海抜を調べる地図サービスは「http://flood.firetree.net/」である。英語版でグリニッジを中心に表示されているが、googlemapと連動しており、緯度経度などの情報を入れると日本国内の地図でも調べることができる。
海抜7mがひとつの基準
日本国内で、ためしに石川県の県庁周辺の金沢市内海抜地図を調べてみた。(上記の画像はこのURLのもの)
石川県金沢市の海抜7m地図
▼金沢市にある石川県庁周辺の海抜7m地図
この表示のまま、見たい地域や自分が住んでいる地域などに移動するだけで、日本中の海抜7メートルの地図を見ることができる。海の色は濃いブルーで、陸地でも海抜7メール以内だと水色になるのでわかりやすい。
東京付近の海抜7m地図
▼東京付近の海抜7メートルの地図
愛知県名古屋市付近の海抜7m地図
▼名古屋付近の海抜7メートルの地図
阪神地区の海抜7m地図
▼大阪神戸付近の海抜7メートルの地図
直接調べたい住所を入力する方法
URLの表示を工夫すれば、直接見たい場所へ移動することもできる。
http://flood.firetree.net/?ll=36.59513,136.62658&z=3&m=7
地図サービスのURL (↑その地区の緯度経度)
▼以下のURLで石川県金沢市近辺の海抜7メートルの地図を見ることができます。
海抜を調べる地図のURL解説
http://flood.firetree.net/?ll=
35.7145,139.8034 その地区の緯度経度(グーグルマップで別途に調べる)
&z=3 地図のサイズ(数字が小さいほど詳細地図)
&m=7 海抜の高さ(単位はメートル)
グーグルマップでその地点の緯度経度を調べる方法は、調べたい地図内の場所をカーソルの先端にあわせ、右クリックすると、左図のような説明画面が現れる。この一番下に「緯度経度マーカーを配置」をクリックすると、その地点の緯度と経度の数値が表示される。
この地図サービスでは海抜の高さを変えて見ることができる。あらためて見ると、海抜数メートル程度のところに人口が密集していることがわかる。
海抜0m地域
ちなみに「海抜ゼロメートル地帯」とは、海岸付近で地表標高(海抜)が満潮時の平均海水面よりも低い土地のこと。
東京都23区の湾岸部や東部には海抜ゼロメートル地帯が広がっている。江東区、江戸川区、墨田区、葛飾区などにわたって広がるこの地域には150万人もの人々が暮らしている。更に東に隣接した千葉県の浦安市や市川市行徳、船橋市にも同様の地域がある。(海抜ゼロメートル地帯についてはwikipedia.orgの情報を参考にしました)
地理院のWEB地図で海抜を調べることも可能
【2018年9月5日追記】
日本語でわかりやすい地理院のWEB地図で海抜を調べることが可能である。
ハザードマップポータルサイト
【2024年1月1日追記】
国が公開している「ハザードマップポータルサイト」がわかりやすいです。
洪水・土砂災害・高潮・津波のリスク情報、道路防災情報、土地の特徴・成り立ちなどを地図や写真に自由に重ねて表示します。
上記のページで、調べたい住所を入力すると、その住所の地図と、その場所の海抜が表示されます。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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