中小企業施策/補助金や支援機関

中小企業支援ネットワーク強化事業で上級アドバイザーは中核的な役割を担う

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上級アドバイザー
経済産業省は平成23年度の中小企業支援新規事業として「中小企業支援ネットワーク強化事業」を実施する。中小企業支援ネットワーク強化事業では、幅広い支援機関から成る中小企業支援ネットワークを構築し、支援機関の連携の強化、支援能力の向上を図ることにより、中小企業が抱える経営課題への支援体制を強化することを目的としている。この事業の中核的な役割を担うのが「上級アドバイザー」である。

中小企業支援ネットワーク事業の事業概念図
中小企業支援ネットワーク事業の事業概念図
※この図の出典はhttp://www.shikoku.meti.go.jp/soshiki/skh_b5/2_koubo/110330/110331c.pdf

上級アドバイザーは、ネットワークを構成する支援機関の巡回等を行い、各支援機関の相談対応の一環として、中小企業の高度・専門的な経営課題及び国が要請する特定課題に直接対応し、必要な場合には、専門家の派遣によりこれら課題の解決を図る。

また、上級アドバイザーの相談対応には、中小企業支援ネットワークに参加する機関において中小企業支援を行う者(以下、「支援機関指導員等」という。)も参加し、上級アドバイザーが行う中小企業の課題解決支援の現場の経験を通じて、上級アドバイザーの知見・ノウハウをOJTで学ぶことにより、支援機関の能力の向上を図る。

上級アドバイザーの応募資格(中小企業支援能力に関する要件)
 (1)中小企業の経営支援に関する知識・能力・経験・実績を十分に有すること。
 (2)中小企業の経営課題の抽出、課題克服など中小企業の事業計画策定等を支援する能力・経験を有すること。
 (3)中小企業の経営課題の克服を支援するため、適切に専門人材を活用する能力・経験を有すること。
 (4)関係機関等との連携、関連施策の活用等を実施する能力・経験を有すること。
 (5)中部経済産業局長の管轄区域内に設置されている支援機関の巡回等による相談対応を行い得ること。
 (6)自らが担当した巡回等相談対応案件について、その支援の必要性及び内容、専門家派遣の必要性及び内容等を自らが説明・報告し、かつ、その進捗管理等を自らが適切に行い得ること。

※上級アドバイザーの応募締め切りは過ぎている。

このページの情報は中部経済産業局のホームページにある「平成23年度中小企業支援ネットワーク強化事業に係る
上級アドバイザーの募集および説明会の開催について
」を引用して作成した。

※新年度(平成23年4月以降)、上級アドバイザーは中小企業支援ネットワークアドバイザーと名称を変更している。また、中小企業支援ネットワークアドバイザーをアドバイザーと略称で表示することもあるとしている。今年度以降、アドバイザーと言われたときには、中小企業支援ネットワークアドバイザー(旧:上級アドバイザー)のことなのか、一般的な名称のアドバイザーなのか、どちらのことを言っているのか注意が必要である。