アクセス解析

アクセス解析は複数の解析サービスを使おう

この記事は約4分で読めます。

アクセス解析アクセス解析の最もシンプルなものがアクセスカウンタ。サイトの状況を知るにはまずアクセスして訪問してくれた人の数を正確に知ることが大事。当ブログのアクセスカウンタはKENTWEBのフリーCGIを使用している。
とにかくアクセス数(来場者数)をシンプルに計測し、その履歴を残してくれる意味では、アクセスカウンタのCGIは最も軽快で便利なアクセス解析サービスの一種だといえる。

アクセス解析は、アクセスカウンタだけでは情報が足りないので他のアクセス解析サービスも併用するのがよい。また、レンタルサーバ会社が提供してくれるものだけでなく、グーグルアナリティクスや高機能CGIのアクセス解析ソフトなど複数のものを使うのがよい。
というのは、アクセス数のカウント方法に違いがあるため、どのアクセス解析で見るのかによってアクセス数が違うのだ。真のアクセス数を探るためには複数のアクセス解析を見比べて推測するのがよい。
また、アクセス解析にはそれぞれ特徴があって、「なにを見たいか」によって見るべきアクセス解析サービスを変えたほうがよい場合がある。

以下、遠田がよく使っているアクセス解析とその特徴を紹介する。

Webalizer(ウェブアナライザー)
Webalizerサーバに関するアクセス解析を見るのには便利。検索エンジンのクローラーの動きも記録しているし、CGI動作などハード的なアクセスについて分析がしやすい。一方で、ネットショップがお客様の動向を解析しようとすると情報的には足りないので他の解析サービスも使用したほうがいい。レンタルサーバが標準でつけていることが多い。さくらインターネットには最初から設定されている。SEOやSEM(検索エンジンマーケティング)での調査としてはあまり役にたたないが、アクセス数のダブルチェック用などのためにも入れてあったら便利。

Google Analytics(グーグルアナリティクス)
Analyticsrss今や、アクセス解析の標準。必ず設置しよう。マクロ的な視点やマーケティング的な視点でアクセス解析するのに便利なWEBサービス。Eコマース機能で売上金額を分析したり、アドワーズ、アドセンスという広告機能とも連動しているので目的にあった解析ができる。専用のタグをソースに貼り付けるだけで、解析データはグーグルのサーバに記録される。現在のところ信頼性は十分だが、無料で外部サーバ依存ということから絶対的に過信するとこわい。必ず他のアクセス解析も入れておいたほうがいい。そして他のアクセス解析はグーグルアナリティクスの欠点を補うためにCGI形式のものを選択したほうがよい。

グーグルウェブマスターツール
Webmaster本来はアクセス解析というよりも、検索エンジンとの親和性を高めるためのツールだった。しかし、ウェブマスターツールは機能が充実してきており、他の解析サービスではわからないデータも提供してくれる。そのひとつが検索クエリだ。どのキーワードでどれくらいアクセスがあったか、というのはアナリティクスで調べることができる。ではそのキーワードがどれくらい検索結果に表示されていて、そのうちの何%がクリックされたのか?ということを知るにはウェブマスターツールを使うしかない。SEOやSEM(検索エンジンマーケティング)を実践するなら必須。

Facebookインサイト分析
Facebookインサイト分析フェイスブックを活用したソーシャルメディアに適したアクセス解析。「いいね」を押してくれた人の属性情報を分析し、年齢や性別などのグラフを表示してくれる。このインサイトは、fecebookページだけではなく、自社のWEBサイトや自分のブログにも設置して分析することができる。グーグルアナリティクスのとは違った視点で分析できるし、割と簡単に設置できるのもよい点である。

AshiatoLOG(アシアトログ)
アシアトログ特定の訪問者のアクセス解析をするというミクロ的視点のアクセス解析に適している。特定の訪問者が、どのページをどの順番で閲覧したのという訪問履歴を見ることができる。CGIタイプなので、設置できるサーバがCGIの動作を許可していないと設置できないが、他のWEBサービスに依存しないのでデータの信頼性はそこそこある。MTなどCMSで運用するWEBサイトなら設置も用意。

SWC(GRCという検索順位チェッカー付属のアクセス解析)
SwcgrcまずGRCを説明する。SEOやSEM(検索エンジンマーケティング)を実践するならぜひ入れたいツールである。で、このGRC利用者に限りSWCというアクセス解析サービスが無料で提供されている。このアクセス解析サービスはキーワードごとに集客できたアクセス数を記録しグラフで見ることができるというものである。

その他にもいいアクセス解析サービスがある。無料版、有料版など種類も豊富なので、自分に適したものを選択しよう。