創業した1959年以来、ずっと「メイドイン富山」を守り続けてきた株式会社タニハタ。木工技術「組子」とは釘を使わないで木を組み付ける繊細な技術で、飛鳥時代から引き継がれてきた伝統的技術である。タニハタはこの組子技術を駆使し木製間仕切り欄間、衝立、引き戸などを製作し、インターネットなどを介して販売している。内閣総理大臣賞、IT経営百選最優秀賞、中部IT経営力大賞など多くの名誉ある賞を受賞している。(写真は谷端信夫社長)
タニハタの製品は受注生産ですべて職人が手をかけて作っている。釘を使わずに木と木を組んでいくため、詳細な加工技術が求められる。木を薄く加工するので良質な材質の木材を選定し見極める能力もいる。ちゃんとした組子らんまを組めるようになるには10年程度の経験が必要になるそうだ。熟練の技は一朝一夕にしてできないということだ。
組子を組んでいる製造工程を説明している谷端信夫社長。説明を受けているのはネット対決北陸三国志のメンバーで、富山県だけではなく福井県と石川県からもこの日の見学に訪れていた。
また、この日の取材のためNHKの記者が来ていた。
タニハタの業績は、ずっと絶好調だったわけではない。好業績だったことから平成初期に工場を新築したあとに、バブル崩壊と安価な中国製品の輸入ラッシュ。それまでの主要取引先だったホームセンターなどからの注文がピタリと止まった。2000年前後は苦しい時期だった。それからインターネットに取り組み、直接消費者との販路を開拓しようと、あきらめずに攻めていったのが功を奏した。
伝統的な木工品というアナログ製品はインターネットとの相性がよかった。タニハタは組子らんまと木製ラティスフェンスを楽天ショップで販売している。今ではネットビジネスは経営の重要な柱になっている。
タニハタの工場2階は製品も並んでいる。受賞した数々のトロフィーも飾られていた。
株式会社タニハタ
富山県富山市上赤江町1-7-3 〒930-0816
東京・新宿ギャラリー(30種類の組子サンプルあり)
東京都新宿区新宿1-2-1-1F
電話 076-441-2820(会社代表)
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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