検索エンジンマーケティング(seo)

グーグルの順位変動が激しくページランクも大きく動いている、検索エンジン対策は原点に帰り基本的なチェックから

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フェイスブック関連のページランクが上昇6月はグーグルの順位変動が激しかった。多数のネットビジネス担当者から順位変動についての問合せや相談があった。グーグルのアルゴリズム変更、日本版パンダアップデートの実施にともなう変動が大きかったと見られるが、まだまだ順位は落ち着いていないかもしれない。「Google の検索結果からホームページが消えてしまいました。どうすればいいでしょうか?」という対応記事がグーグルウェブマスター向け公式ブログにも書かれていたことからも、大きな変動があったことがうかがえる。もう少し推移を見守る必要があるだろうが、対策は小手先ではなく抜本的な対応を考えるべきだろう。というのは、パンダアップデートの目的は、検索順位の品質を向上させることであり、その目標は「質の低いWEBページを検索結果から排除する」ということだからだ。本質的にサイト内のコンテンツの質を向上させなければ検索順位は上がらないと思ったほうがいいだろう。

6月28日くらいからグーグルページランクが変動している。今回のページランク変動は大きな変化が多かった。内容が伴う古いドメインのサイトはページランクが上昇する傾向だった。一方、ここ1~2年に取得したドメインはページランクがなかなか上がらず、内容が乏しい場合はページランクが低下している。

そんな中で、ツイッター関連は総じてページランクが下降気味だが、フェイスブック関連はページランクの上昇が目立つ。たとえば、遠田幹雄の場合、ツイッターアカウントのページランクは5→4に低下したが、フェイスブックでは、遠田幹雄のフェイスブックは0→4に、遠田幹雄のフェイスブック個人アカウントページは0→5に急上昇している。
他の方の状況をみてもツイッター関連よりもフェイスブック関連のページランク上昇という、ほぼ同じ傾向が多数見られる。日本では、今年に入って急激にフェイスブック利用者が多くなったためにこのような現象がおきているのだろう。

さて、
今回、順位が大幅に低下したというサイトは「これかでになんらかの不正なSEO対策をしていてその効果で順位が上がっていた」という状態が、元に戻ったか、あるいはペナルティを受けて元の順位よりさらに下がってしまったという可能性がある。

グーグル順位変動の対策は、上記の6月30日のグーグルウェブマスター向け公式ブログに書いてあるとおり、原点に帰り基本的抜本的なところからサイトを見なおしてみるのがよいだろう。(以下引用です)

ウェブマスター向けガイドライン
Google では、Google がウェブサイトをインデックスに登録する際にどのような点を重視しているか、そのポイントを ウェブマスター向けガイドライン として公開しています。その中でも「品質に関するガイドライン」には、ランキングやインデックスに変動のある対応(検索結果からの削除を含む) がとられる可能性のある不正行為について記述されています。ガイドライン違反のサイトは、Google や Google のパートナー サイトの検索結果に表示されなくなる場合がありますので、是非ご一読いただき、このガイドラインに違反していないかどうか、よく確認してみてください。

※Google と相性のよいサイトの制作方法 についてさらに詳しい情報は、ブログ記事「 初心者向け Google SEO 資料 」をご覧ください。また、「検索エンジン最適化 (SEO) スターターガイド 」では SEO のノウハウを、「 Google 検索エンジン最適化 (SEO) レポートカード 」ではご自身のサイトの SEO 診断の方法を公開しています。

ウェブマスター ツール
ウェブマスター ツール はこうしたトラブルシューティングには必須のツールです。ウェブマスター向けガイドライン違反があった場合やマルウェアに感染した場合、さらにはクロールエラーが発生していた場合など、トラブルシューティングに必要な情報を確認することができますので、ウェブマスター ツールにあらかじめ登録しておくことをお勧めします。ウェブマスターツールについての詳しい情報は、こちらの ブログ記事 をご覧ください。

ブログ記事「アクセス数の減少とサイトの構造上の問題について(前段)
アクセス数が減少する原因について、よくある誤解を紹介し、その間違いについて解説しています。重複するコンテンツが原因ではないか、アフィリエイトが原因ではないかとお悩みの方はこちらをご一読ください。

ブログ記事「アクセス数の減少とサイトの構造上の問題について(中段)
第三者によって 隠しテキストや隠しリンク がサイトに埋めこまれたことにより、サイトが Google のウェブマスターガイドライン違反となり、サイトが Google の検索結果から除外されてしまうケースについて詳しく解説しています。

ブログ記事「アクセス数の減少とサイトの構造上の問題について(後段)
皆さんのサイトが Google の検索結果に表示されるためには、サイトが適切に Google にクロールされ、インデックスに登録される必要があります。そのためにチェックすべき robots.txt の設定ミスの問題などについて解説しています。