北陸では一昨年暮れからセブンイレブンが本腰を上げて出店攻勢をかけている。石川県内では、あちこちにセブンイレブンが新規出店してきた。しかし、最近よく見かけるのは新規出店よりも既存のコンビニの看板が変わっていく光景である。
とくに、これまでサークルKサンクスだったコンビニがセブンイレブンに変わっている…というケースをよく見るようになった。
北陸で最も店舗数が多いコンビニはサークルKサンクスだから、狙い撃ちされているのか、たまたまそのようなケースが多いのかはわからない。
すでにオーバーストアで過剰な出店だと思われるなかで、「コンビニ飽和時代の新戦略」としてFC本部は既存コンビニ店の看板架け替えを狙っているのは事実だ。
FC本部だけでなく、コンビニ加盟店側も過剰な競争で売上減少など悩みは多い。ただただ生き残りのためのチキンレースに参加しているわけではない。看板替えは過剰な出店のなかでの加盟店の生き残り戦略のひとつだろう。
コンビニの看板替えはまるでオセロゲームのように感じる。コンビニは、もはやなくてはならない生活インフラになっている。過剰な競争の果てにどうなっていくのか。一消費者としては、しっかりと地元に根付いてもらいたいものだ。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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