通販サイトのShopifyで運用するドメインは独自ドメインを使いたいですね。新規で取得する場合はShopifyの管理画面から購入できますが、すでに所有しているドメインを利用する場合は少し設定に手間がかかります。
今回は、エックスサーバーで管理している独自ドメインをShopifyで運用するための設定を支援しましたので、その備忘録を残しておきます。
Shopifyに独自ドメインを追加する方法
管理画面から「ドメイン」という検索をする
Shopifyの管理画面は階層が深くて目的の処理のところにたどり着くのがわかりにくいです。そこで、管理画面トップにある検索機能を使います。
「ドメイン」と、検索しましょう。
すると上記のような画面になります。
今回は、「ドメインを接続」を選択します。
使いたいドメイン名を入力する
既存のドメインを接続する、という画面が表示されます。
ドメインの欄のところで、接続したいドメイン名を入力して、「次へ」をクリックします。
AレコードとCNAMEの情報を確認します
この画面には重要な情報が表示されています。それは、AレコードとCNAMEです。
まず以下の情報をテキストエディタに記録しておきましょう。
ShopifyのAレコード情報
ShopifyのAレコード情報というところに表示されている数字はShopifyのIPアドレスです。
23.227.38.65
この数字をエックスサーバーの管理画面でDNSに設定します。
ShopifyのCNAME情報
CNAME情報も必要です。
名前: www
必要な値: shops.myshopify.com
この2行が必要です。
エックスサーバー側の設定
Aレコード設定
エックスサーバーの管理画面で、設定したいドメインを選択したうえで、ドメイン設定→DNSレコード設定に移動します。
ここから「DNSレコード追加」を設定します。
この画面では
ホスト名 空欄のまま
種別 Aのまま
内容 23.227.38.65 ←ここ重要
優先度 0のまま
として設定を保存します。
CNAME設定
次にCNAMEの設定をします。独自ドメインは「www」があるなしの両方で設定が必要なため、wwwありの場合にwwwなしにリダイレクトさせる設定をShopify側で行うための処理です。
ホスト名 www を入力
種別 CNAME に変更
内容 shops.myshopify.com ←ここ重要
優先度 0のまま
として設定を保存します。
エックスサーバーのDNS設定完了後
設定が完了したら「DNSレコード一覧」を表示します。
途中の行は省略してありますが、上記のような設定になっていればOKです。
これであとはShopify側のドメイン設定で処理できます。
Shopifyでドメインを追加する
ふたたびこの画面に戻ります。
ここで「ドメインを追加」をクリックします。
この設定をしてからうまく表示されるまでには約1時間ほどかかりますのでしばらく待ってから表示を確認してください。
メールアドレスの管理はエックスサーバーで
上記のように、ドメイン管理をエックスサーバーで行い、通販サイト(Shopify)で使うドメインとして設定すると、メールアドレスの管理をエックスサーバーで行うことができる。
つまり
ドメインの管理 エックスサーバー
ドメインの表示 Shopify
メールの利用 エックスサーバー
という運用になります。
現在、メールではDKIM認証が必須な状況なので、DKIM認証が使えるエックスサーバーでメール管理をするのは現代の運用管理方法に適していると思います。
以下に関連記事を紹介しておきます。
なお、Shopifyでメール運用をする場合は、ShopifyにてDKIM認証の設定をすることをおすすめします。
上記のように、ShopifyにてDKIM認証をする場合は、設定がややこしいので注意してください。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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