Shopify

Shopifyに独自ドメインを追加する方法(エックスサーバーで管理しているドメインを使う場合)

この記事は約4分で読めます。

Shopify通販サイトのShopifyで運用するドメインは独自ドメインを使いたいですね。新規で取得する場合はShopifyの管理画面から購入できますが、すでに所有しているドメインを利用する場合は少し設定に手間がかかります。
今回は、エックスサーバーで管理している独自ドメインをShopifyで運用するための設定を支援しましたので、その備忘録を残しておきます。

Shopifyに独自ドメインを追加する方法

管理画面から「ドメイン」という検索をする

Shopifyの管理画面は階層が深くて目的の処理のところにたどり着くのがわかりにくいです。そこで、管理画面トップにある検索機能を使います。
「ドメイン」と、検索しましょう。

すると上記のような画面になります。
今回は、「ドメインを接続」を選択します。

使いたいドメイン名を入力する

既存のドメインを接続する、という画面が表示されます。

ドメインの欄のところで、接続したいドメイン名を入力して、「次へ」をクリックします。

AレコードとCNAMEの情報を確認します

この画面には重要な情報が表示されています。それは、AレコードとCNAMEです。
まず以下の情報をテキストエディタに記録しておきましょう。

ShopifyのAレコード情報

ShopifyのAレコード情報というところに表示されている数字はShopifyのIPアドレスです。

23.227.38.65

この数字をエックスサーバーの管理画面でDNSに設定します。

ShopifyのCNAME情報

CNAME情報も必要です。

名前: www
必要な値: shops.myshopify.com

この2行が必要です。

エックスサーバー側の設定

Aレコード設定

エックスサーバーの管理画面で、設定したいドメインを選択したうえで、ドメイン設定→DNSレコード設定に移動します。
ここから「DNSレコード追加」を設定します。

この画面では

ホスト名 空欄のまま
種別 Aのまま
内容 23.227.38.65 ←ここ重要
優先度 0のまま

として設定を保存します。

CNAME設定

次にCNAMEの設定をします。独自ドメインは「www」があるなしの両方で設定が必要なため、wwwありの場合にwwwなしにリダイレクトさせる設定をShopify側で行うための処理です。

ホスト名 www を入力
種別 CNAME に変更
内容 shops.myshopify.com ←ここ重要
優先度 0のまま

として設定を保存します。

エックスサーバーのDNS設定完了後

設定が完了したら「DNSレコード一覧」を表示します。

途中の行は省略してありますが、上記のような設定になっていればOKです。

これであとはShopify側のドメイン設定で処理できます。

Shopifyでドメインを追加する

ふたたびこの画面に戻ります。

ここで「ドメインを追加」をクリックします。

この設定をしてからうまく表示されるまでには約1時間ほどかかりますのでしばらく待ってから表示を確認してください。

メールアドレスの管理はエックスサーバーで

上記のように、ドメイン管理をエックスサーバーで行い、通販サイト(Shopify)で使うドメインとして設定すると、メールアドレスの管理をエックスサーバーで行うことができる。

つまり

ドメインの管理 エックスサーバー
ドメインの表示 Shopify
メールの利用 エックスサーバー

という運用になります。

現在、メールではDKIM認証が必須な状況なので、DKIM認証が使えるエックスサーバーでメール管理をするのは現代の運用管理方法に適していると思います。

以下に関連記事を紹介しておきます。

エックスサーバーでDKIM=PASSにしたあとに、DMARCもPASSにできました
エックスサーバーでは2023年2月14日から、DKIM認証が順次使えるようになりました。当社が利用しているエックスサーバーも3月に入りDKIM認証が設定できるようになり利用しています。せっかく、SPF、DKIMの両方が使えるようになったのでDMARCの認証ができないか試してみました。意外にすんなりとDMARC=PASSになりましたので、その方法を備忘録として記録しておきます。

なお、Shopifyでメール運用をする場合は、ShopifyにてDKIM認証の設定をすることをおすすめします。

Shopifyで設定する差出人メールにはDKIM認証をするための「ドメイン認証」という設定をしておきましょう
通販サイトを構築するのに便利な「Shopify」ですが、差出人メールをDKIM認証にする設定が用意されていました。DKIM(ディーキム)とは「DomainKeys Identified Mail」のことで、メールの送信元が安全であることを証明する認証システムです。メールを送信する際に送信元サーバーで電子署名をすることにより、受信者のサーバーがその内容を検証して正しい発信かどうかのスパム判定をするし...

上記のように、ShopifyにてDKIM認証をする場合は、設定がややこしいので注意してください。