外出先でインターネットを使うときにちょっとしたwifi環境をすぐに作れたら便利。ホテルの部屋やセミナルームや会議室などでは有線LANはあるが無線LANが無い場合が多い。そのようななときには設定済みwifiルーターをつなげるとすぐにwifi環境を作ることができる。これまではfonのwifiルーターを即席wifi環境設定用として持ち歩いていたが、今日からは「ちびファイ」を持ち歩くことにする。
「ちびファイ」とはプラネックス「MZK-RP150N」という製品で、ルータ / アクセスポイント / コンバータとして使える1台3役のリアルポータブルWi-Fiルーターだ。
「ちびファイ」はデジカメよりはるかに小さく、iPod touchと並べてもその小ささは一目瞭然だ。(下の写真はちびファイにLANコード2本と電源のマイクロUSBをさした状態)
wifiのSSIDを自分好みに変更しよう
この「ちびファイ」はそのままでもすぐに使えるが、SSIDの名称を変更したり、パスワード設定をしたりするために、wifi設定を変更しておくのがいい。パソコンとちびファイをLANでつなぎブラウザで「http://rp.setup」または「http://162.168.111.1」に接続すると設定できる管理画面になる。
(なお2度目からはこのURLではつながらなくなった。「http://162.168.x.250」というURLになった。「x」はルーターのアドレスのようでパソコンのネットワーク設定で調べたところ遠田の環境では3だった。結局、二度目からは「http://162.168.3.250」が管理画面へのURLになったが、これはそれぞれの環境によって違うようなので注意が必要だ。)
ホームから「無線LAN」→「基本設定」を開らくと次のような画面になる。ここでSSIDを変更することができるので好きなSSID名を入力して「適用」をクリックして再起動すると設定が保存され、次回から設定したSSIDのwifi環境ができる。
パスワードの変更は「セキュリティ」をクリックすると設定できる。
マルチSSIDで最大5つのSSIDが設定できる
ここでおもしろいのは、「仮想APモード」だ。
仮想APを使うことで、wifiの電波を2種類以上出すことができる。たとえば、wiiやDSなどのゲーム器でパスワードを無しにしたり、簡易なWEPのパスワードにしたりという設定ができる。
ゲームマシンはWPAに対応していないものが多いので、パソコン用のwifiは暗号強度の強いWPAを使い、ゲーム用はWEPにするというのが、現実的な 使い方だろう。また、スマフォでもWEPでないとうまくつながらないことがあるので、このように2種以上(最大で5つ)のwifiを用途にあわせて出せるのは便利。
プラネックス「ちびファイ」MZK-RP150Nは実売価格で2000円強なので、ひとつカバンに入れておいてもいい。また、アイ・オー・データ機器にもホテルのLANにつなぐだけ!Wi-Fi通信で高速インターネット「WN-G150TRシリーズ」という同等製品があり、こっちもよさそうだ。これから買う人は比較してみるとよい。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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