私は最近の生成AIの使い方では、PDFやワードなどのファイルをアップロードし読み込んで要約してもらう、というのが便利で多用しています。ただし、このような機能はChatGPTでは有料版しか使えませんでした。ですから、無料版の生成AIしか利用していない方にこのような使い方を説明することが難しかったです。
それが無料で使える生成AIのClaude(クロード)だと可能です。しかもあるPDFファイルで試したところChatGPTではうまく読み込めなかったのに、Claude(クロード)ならうまく回答してくれたという例もありました。
PDFやワードなどのファイルを読み込んで生成AIで要約する
画像埋め込みしているPDFのテキストを読めるかどうか
今回テストしたPDFは、どもども通信の最新版(2023年11月号)です。このマインドマップ形式で作成してある面は、マインドマネージャーで作成したものを画像にしてパワポの画面に貼り付けています。なので、PDFですが中身は画像です。
このPDFを使って、生成AIがうまく回答できるかどうかを試してみました。
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ChatGPTの有料版を使ってPDFを読み込む
ChatGPT有料版には、「アドバンスドデータアナリシス」という機能があります。この機能を使うと手持ちのファイルをアップロードして、そのファイル内を読み取った上で希望する回答を引き出すことができます。
ChatGPTは上記のURLから利用できます。
やってみました。
すると、このPDFでは読み込めないという回答でした。残念。
Claude(クロード)の無料版を使う
今度は無料版の生成AIで最近話題になっているClaud(クロード)でやってみます。
Claudの詳細は上記にて解説しています。
なんと、Claudではスムーズに読み込み処理ができて、回答もばっちりでした。
追加質問にもばっちりと回答してくれました。
Claudは画像読み込みと日本語OCR対応にも対応しているということですね。感心しました。
あらためてChatGPTに回答を求めてみましたがだめでした
無料版のClaudができることなのに、有料版のChatGPTができないとは悔しいですね。そこで、追加の質問をして回答を促しました。
うーん、どうやら日本語OCRの学習データが不足しているようで、回答はできませんでした。
ChatGPTさんには課金しているのでもっとがんばってもらいたいですね。今後に期待しましょう。
ちなみにこのイラストはChatGPTのdall-e3がうまく生成してくれました。この画像生成はナイスですね。
プロンプト
Photo of a robot sitting at a desk with a computer screen displaying a PDF error message. The robot’s face displays a humorous expression of confusion and desperation.
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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