グーグルマップがリニューアルしました。そもそもGoogleは小刻みにアップデートをしているようですので、変化はそれほど珍しいことではないのですが、今回は地図の色が大きく変わったので目立つアップデートでした。
調べてみると、今年の8月に世界の都市部道路地図を詳細化するという発表があり、そのエリアが日本にも展開したということなんでしょうね。
ということなので、オフラインで使うマップも更新しておきました。
グーグルマップがリニューアル
グーグルマップの地図の配色が変わりました
グーグルマップの地図の色が変わったのですが、とくに大きく変わったのはナビ画面の色です。
上記画像の、左がグーグルマップの通常時で、右がナビをしている時です。右のナビ画面を見ると走行するために必要な重要な道路が強調され、メリハリがついていてわかりやすくなっています。これは地味によい変化ですね。
都市部の地図が詳細に
今年の8月のリニューアル予告で「都市部の地図が詳細になる」という情報がありました。
Googleが、Googleマップで行う更新内容をブログに投稿しました。今後、Googleマップの地形描写がカラフルになり、都市部の道路地図には横断歩道が描かれるようになります。
横断歩道まで表示されるというのすごい詳細化ですね。
今回の色の変更に関しては、全体的に青色っぽくなり水色が増え、グレーぽさが増したというような印象です。
具体的には、水辺の青色がよりうすい水色に、道路が白色から灰色に、黄色く表示されていた高速道路や幹線道路などは太く濃いグレーなどになっています。公園や山などを示す緑色の色味も変化しています。
色覚異常の人にやさしい「色のバリアフリー対策」かも
グーグルマップの変化は、地図の見やすさを良くしています。とくに色の見え方に困難がある色覚異常者(色盲や色弱)にとって、地図がより分かりやすくなるかもしれません。
※色覚異常をテストする色パターンのサンプル(実際のものではなく生成AIで作成した画像です)
日本における色覚異常者(色盲や色弱を含む)がどれくらいいるかというと約300万人といわれています。日本人全体の2~3%ですから無視できない比率です。
- 男性では約5%(20人に1人)、女性では約0.2%(500人に1人)が色覚異常を持っているとされています。
- 色覚異常者の中でも、特に先天赤緑色覚異常が多く、その割合が6割以上を占めるとされています。
これらのデータから、色覚異常は日本において決して珍しいものではなく、特に男性における発症率が女性に比べて高いことがわかります。地域差についての具体的な情報は見つかりませんでしたが、男女差は顕著です。
また、国によって発症率に差があることも注目されます。たとえば、フランスや北欧では男性で約10%、女性で約0.4%であり、アフリカ系の人では2~4%程度であるとされています。
このように、色覚異常の割合は国や地域、性別によって異なりますが、特に日本の男性においては一定の割合で存在していることが明らかです。これは、色覚異常に対する理解や支援が社会的に重要であることを示唆しています。
つまり今回のグーグルマップの配色変更は色覚に異常を持つ人たちに配慮した「色のバリアフリー対策」かもしれません。
Googleはこのように、地図を使う人たちがもっと快適に使えるように改善しています。新しい色の配色は、みんなが好きとは限りませんが、さまざまな人のために地図を使いやすくする一歩と言えるでしょう。
地図データも変化しているかもしれません
これほどの変化だと地図データそのものも大きな変化ではないかと思います。
ということは地図の画像情報(ローカルのオフラインマップ)が大きく変わっているはずです。
私は、スマホのグーグルマップではオフラインマップを事前にダウンロードしておいてから使っています。そうすると走行中のスマホの通信量が少なくて済むし、地図表示もスムーズになるからです。
このオフラインマップは更新しておいたほうがいいですね。
オフラインマップを入れておくとSIM無しでナビ可能
Google Mapをカーナビとして使うなら
この写真はSIMなしで、カーナビとして使っているところです。
オフラインマップを入れておくと、実はSIM無しでもナビとして使えます。その方法については以下のページにて紹介していますので興味ある方はご覧になってみてください。
SIM無しでもグーグルマップでちゃんとナビができたときは驚きました。SIM無しでナビをするならオフラインマップは必須です。
オフラインマップが古いままだと高詳細な地図が表示されないかもしれません。
オフラインマップを更新しました
ということで、スマホのオフラインマップを更新しました。
私が使っているオフラインマップは、「石川県」「関東」「関西」という3つのエリアにわけています。
調べてみると、「関東」は昨日自動的に更新されていました。自動更新されるのは地味にすごいですね。本日は「石川県」と「関西」を新たに手動でダウンロードしました。
オフラインマップのダウンロード方法
iPhoneもアンドロイドも基本的には同じような操作です。
- Google マップアプリを開きます。
- 画面右上のプロフィール写真またはイニシャルをタップします。
- オフラインマップをタップします。
- 自分の地図を選択をタップします。
- ダウンロードするエリアが青い枠内に収まるように、地図をスワイプまたはピンチ操作で調整します。
- 右下のダウンロードをタップします。
ダウンロードするエリアは、都市や県、国など、任意の範囲を選択できます。ダウンロードには、Wi-Fi接続がおすすめです。
ダウンロードが完了すると、ダウンロードしたエリアは青い枠から赤い枠に変わります。オフラインで地図を使用するには、ダウンロードしたエリア内の場所を検索するか、地図をタップします。
ダウンロードしたオフラインマップは、ストレージ容量に応じて、100MBから数GBのサイズになります。また、ダウンロードしたエリアがアップデートされた場合、自動的にアップデートされます。
地図の配色は変更できるかどうか
なお、今回の地図情報の色味の変化について、私は好ましい変化だと思っていますが、そうではない人もいるようです。
▼Google Mapのヘルプページ
地図の配色をもとに戻したいとか、別の配色にしたいといかという意見を持っている利用者も多いかもしれませんが、現段階では配色を変更できるような設定はできないみたいです。
まだリニューアルしたばかりですからしばらく様子を見ることにしましょう。いずれ配色の変更ができるようになるかもしれません。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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