LINEは便利なアプリで、無料電話ができるうえにトーク機能が優れている。大学生の利用率ではフェイスブックやMIXIを超えているといわれており、若者の人気が高いスマートフォン用のアプリである。これまで、アンドロイド携帯やiPod touchなどでLINEを利用していたが、昨日届いたグーグルのネクサス7でLINEがどこまで使えるかを実験してみた。ネクサス7には、スピーカーもマイクもついているので、性能的には問題が無いはずだから、無料電話機能を含めLINEを十分に使えると思っていた。しかし…
ネクサス7にLINEのアプリをインストールしたあと、利用登録するため電話番号を入力するとSMSで4桁の確認番号が送られてくるので入力する。(電話番号はネクサス7ではなく他のアンドロイド端末のものを使い、確認番号はネクサス7に入力するとネクサス7でLINEが使えるようになる)
ネクサス7の画面で「次へ」をクリックすると「以前の端末に保存されている情報を含め、既存のLINEアカウントの情報はすべて削除されます。」というこわいメッセージがでる。
しかし、キャンセルするとネクサス7でLINEがつかえないので、人柱となる覚悟で「確認」をクリックする。
すると、みごとに友だち情報が消えて、まっさらのLINEになった。ここまでは、iPod touchにLINEを入れ直した時に友だち情報が消える経験をしているので想定内。前回と違うのは、パソコン版のLINEにメール登録をしてPCでもトーク情報を共有できるようにしてあったことである。
パソコンにはトーク専用のLINEのプログラムがあり、メール登録をしておけば、同じLINEのIDでトーク情報が共有できる。携帯端末でのトーク情報と同じ物をパソコンでも見たり書いたりできるので、便利なツールだ。
この状態で、パソコンを見ると、なんとすべての友だち情報が消えていた。
やはり、LINEに登録するIDとなるのは電話番号で、その電話番号を登録する端末を変更すると、すべての情報が消えてしまうようだ。
ただし、パソコンで登録したLINEのメールアドレス情報は残っているので、ネクサス7であらためて友だち登録をして、トークを流すと、すぐにパソコンでも流れてきた。パソコンで再設定をする必要がないことがわかっただけでも収穫である。
さて、ネクサス7でLINEが使えるかどうか。現状では、ネクサス7でLINEのアプリ自体は動いている。
しかし、無料電話は、残念ながらうまく使えない…。
「通話できません。友だちは最新バージョンを利用していないか、通話機能に対応していないため応答することができません」という表示がでる。
この通話不可の表示が出た友だちから、遠田に無料通話をかけてもらっても同じメッセージがでる。他の友だちとも同様の実験をしたが同じ。
ちなみに、ネクサス7のLINEで友だち追加のためにQRコード表示をさせようとするとエラーで強制終了させられる。
現状では、ネクサス7にLINEを入れても無料通話ができないなど、不具合がある。
実際には、ネクサス7で電話をかけるつもりはなく、主に使いたいのは「トーク」である。LINEのトーク機能はとても便利で、利用者のほとんどは無料電話よりもトークやスタンプでの交流ではないだろうか。
だから、ネクサス7にはパソコン版のように「トークだけが使える」ようなアプリがあるとよい。それなら、LINEの登録が電話番号ではなくてメールアドレスなので複数の端末でも情報共有が可能になる。7インチの端末で電話をするシーンはあまり多くないだろうから、LINEにはぜひともそのようなアプリを作ってほしいものである。
ネクサス7でのLINE利用は、しばらく様子見…ということのようだ。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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