2024年1月1日の午後4時10分ころ、能登半島に最大震度7(M7.6)の地震が発生しました。この地震は日本全体を揺らせた巨大地震となり気象庁は「令和6年能登半島地震」と名付けました。
石川県かほく市に住む私の自宅も大きく揺れました。棚からものがいくつか落ちた程度で大きな被害にならずに済んで不幸中の幸いです。
しかし、津波警報が出たり、防災無線での避難の呼びかけが続いたり、上空をヘリコプターを飛ぶ爆音が響いたりと、騒然とした状況で不安な一夜を過ごしました。今朝になって被害の状況が徐々に明るみになってきています。
令和6年能登半島地震
地震発生は2024年1月1日16時10分ころ
地震の発生は元日の夕方でした。
震源地は能登半島で最大震度7、マグニチュード7.6という規模でした。平成7年の阪神淡路大震災はマグニチュード7.3でしたからそれより大きい地震だったんですね。驚きました。
この画像はhttps://twitter.com/arakencloud/status/1741862143019085957より引用した画像です。
その後も余震が続いていますが、その震源地は奥能登に集中しています。
この地震は、「令和6年能登半島地震」と命名されました。地震に名前がつくのは珍しいです。気象庁は、大きな被害の災害に名前を付けることがあり、地震に名前が付くのは2018年9月の「平成30年北海道胆振(いぶり)東部地震」以来ということでした。
大津波警報
石川県内に大津波警報がでました。
巨大地震が発生した場合は、最初の津波警報(第一報)では、予想される津波の高さを、「巨大」、「高い」という言葉で発表して非常事態であることを伝えます。「巨大」という言葉で大津波警報が発表された時は、東日本大震災クラスの非常事態であるため、ただちにできる限り高いところへ避難してください!ということす。
幸い、津波に関しては大きな被害にならなかったようです。大津波警報は1月1日の20時ころに津波警報に変わり、日をまたいだ1月2日未明に津波注意報に変わり、その後津波注意報は解除されました。
輪島では火災が発生
輪島市では中心部で火災が発生しました。朝市通りのあたりで木造住宅が密集している場所で100棟以上が燃えたと見られています。消火活動がなかなか進まず一晩中燃えていたようです。心配です。早く鎮火してほしいです。
電気と水道が止まる
石川県内では停電も発生しています。また水道管の破裂なども起きていてあちこちで水道が止まっています。停電や断水の影響は3万戸以上のようです。
交通の状況
石川県内のJRは止まっています。北陸新幹線もサンダーバードも止まっています。空の便も止まりました。
道路状況もよくありません。北陸自動車道(高速道路)、のと里山海道(自動車専用道路)は通行できません。一般道もあちこちで通行止めになっています。
通れた道マップで道路状況を確認できます
トヨタが「通れた道マップ」を公開しています。今だけ能登半島地震の仕様になっていますので参考までに。
のと里山海道に関しては横田ICあたりで道路が大きく陥没しているなどあちこちで問題が起きているようなので復旧には時間がかかりそうです。
SNSからうかがい知れた被害の様子
輪島市でサクラ醤油を作っている谷川醸造さんと、能登町で大江山という清酒を作っている松波酒造さんの蔵が壊れたようです。
七尾市の西田酒店さんの店内もお酒が散乱しています。また最大震度7を記録した志賀町にお住まいの知人事務所の中もめちゃくちゃです。
石川県内では死者が30名以上でています。行方不明者もまだ相当いるとのこと。建物の倒壊や津波被害、火災などの被害は目を覆いたくなるくらいですが、これ以上の被害が広がらないように祈ります。
震災・津波防災ガイド
軽微な被災者の質問例
実際に、このカスタムGPTに質問してみました。
能登半島の地震に被災しました。
幸い軽微な被害で避難所に行くこともなく自宅で過ごしていますが、このあと注意すべきことはなんでしょうか?
能登半島での地震被害に遭われたこと、心よりお見舞い申し上げます。幸いにも軽微な被害で避難所に行かずに済んでいるとのことで、まずは安全が確保されていることに安堵いたします。自宅で過ごされる際の注意点をいくつかご案内いたします。
- 余震に注意: 地震の後は余震が発生する可能性があります。大きな揺れが再び起きることを想定して、安全な場所を確認しておきましょう。
- 建物のチェック: 建物の損傷がないか、特に天井や壁のひび割れに注意しながら点検してください。安全が確認できない場合は、プロの建築士に相談することをお勧めします。
- ライフラインの確認: 電気、ガス、水道などのライフラインに異常がないか確認しましょう。特にガス漏れには注意が必要です。
- 食料・水の確保: 余震やその他の影響でライフラインが断たれる可能性も考慮し、数日分の食料や飲料水を確保しておくと安心です。
- 情報の収集: 地震の情報、避難所の状況、交通機関の動向など、最新の情報をテレビやラジオ、インターネットなどで確認し続けてください。
- 心のケア: 災害は心理的なストレスをもたらします。家族や友人とコミュニケーションを取りながら、感情を共有し合うことで心の負担を軽減しましょう。
- 避難計画の準備: 万が一のために、避難経路や避難所の位置を確認し、必要な持ち物リスト(身分証明書、救急セット、懐中電灯、予備のバッテリーなど)を準備しておくことが大切です。
- 近隣との連携: 近隣の方々と連絡を取り合い、互いの安全を確認し合うことも大切です。
これらの点に注意しつつ、ご自宅での安全を最優先にしてください。また、何か不安なことがあれば、地域の防災担当部署や近隣の避難所に相談することも一つの手段です。心身の健康にも留意し、十分な休息を取るようにしてください。
余震への対策として、心構えと物理的な準備の両面での対応が重要です。以下に具体的なアドバイスをご紹介します。
心構え
- 常に警戒心を持つ: 地震発生後はいつ余震が来てもおかしくないという心構えを持ち、常に警戒してください。
- 情報収集: 地震情報や気象情報を定期的にチェックし、余震の可能性や規模に関する情報を把握しておくことが重要です。
- 落ち着いて行動: 余震発生時はパニックにならずに、あらかじめ準備した避難計画に従って行動してください。
物理的な準備
- 避難場所の確認: 安全な避難場所を家の中外に確認し、家族全員が知っていることを確かめてください。
- 非常用持ち出し袋の準備: 避難時に必要な物品(水、食料、救急セット、懐中電灯、予備のバッテリー、ラジオ、重要な書類など)を非常用持ち出し袋にまとめ、すぐに持ち出せる場所に置いておきましょう。
- 家具の固定: 家具の転倒防止策を講じ、特に重い物や高い場所に置かれた物の固定を心掛けてください。
- 壁掛け物の確認: 絵画や鏡などの壁掛け物が落ちないように固定するか、安全な場所に移動させてください。
- 非常用水と食料の確保: 数日分の水と保存食を用意し、手軽に摂取できるものを選ぶとよいでしょう。
- 避難経路の確保: 家の中の避難経路を確保し、障害物がないことを確認してください。
これらの準備を行いながら、余震が発生した場合はまず身の安全を確保し、落ち着いて対応することが大切です。
また、余震が発生しても冷静に行動できるよう、家族や同居人と事前に話し合っておくことも重要です。安全第一でご自身とご家族の安全を守ってください。
このように、かなり的確な回答をしてくれます。
また、心のケアにも配慮した回答ができるように設定されているそうです。もし、誰にも相談できないようなことがあればご利用することをおすすめします。
能登半島地震専用のカスタムGPTを作りました
上記の防災ガイドのアイデアを活かし、自分なりに能登半島地震専用のカスタムGPTを作成しました。
にて紹介しています。
上記のリンクからご利用いただけます。
(ただし、ChatGPTプラスの契約がないと利用できないようです)
あくまでの参考情報としてお使いください。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
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