クロネコDM便(メール便)が2024年1月末までに廃止になります。当社は「どもども通信」という紙の情報誌をこのクロネコDM便で送っていました。クロネコDM便が使えなくなるので、ヤマト運輸のドライバーさんと相談して代替手段を検討しましたが、結局は「郵便局に普通郵便として出したほうがいい」という結論になりそうです。
クロネコDM便の廃止
おしらせは昨年末に届いていました
クロネコDM便が廃止になるというお知らせは、昨年のうちに届いていました。
また、ヤマト運輸のホームページでも情報公開されていますし、様々なニュースでも取り上げられていました。
▼ヤマト運輸からの案内
「クロネコ DM 便」取り扱い終了と「クロネコゆうメール」発売に伴う出荷についてのご案内(PDF)
現実的に直近になってみないと具体的な対応が決まらないですね、反省です(笑)
ヤマトの代替サービスは「クロネコゆうメール」ですが…
ヤマト運輸が2024年1月31日に終了する「クロネコDM便」の代替サービスとして、日本郵便の「ゆうメール」を活用した「クロネコゆうメール」が2024年2月1日に開始されます。
クロネコゆうメールは、ヤマト運輸が荷物を集荷して日本郵便の地域区分局に持ち込み、日本郵便が仕分けや配達を行うサービスです。
また、小型荷物を配達先のポストに投函する「ネコポス」も2023年10月から順次移管され、「クロネコゆうパケット」になります。
では、「クロネコDM便」のかわりに「クロネコゆうメール」が使えるか…というと必ずしもそうだとはいえません。
・料金が未定(おそらくDM便の倍くらいになる)
・配達するのが郵便局になるので土日祝日は配達不可
・これまでより3日程度配達が遅れる
・表面にバーコード印刷が必須になり発送の手間が増える
つまり、利用者からするとサービス内容が低下するのに料金が2倍ほどになるという状況です。
じっさいにヤマト運輸のドライバーさんとの会話の中でも「御社は郵便局のゆうメールを使ったほうがいいと思います」というような発言もありました。
日本郵便の「ゆうメール」と協業
ゆうメールとは、1kgまでの冊子とした印刷物やCD・DVDを「安価」に届けられる日本郵便の配達サービスです。
ヤマト運輸と日本郵便は2024年問題の対策のために協業することを発表しており、「クロネコゆうメール」は集荷こそヤマト運輸がするもののその後の配達は日本郵便がしますので、内容的にはほぼ同じです。
日本郵便の「ゆうメール」基本運賃(全国均一)
重量 | ~150g | ~250g | ~500g | ~1kg |
---|---|---|---|---|
運賃 | 180円 | 215円 | 310円 | 360円 |
ヤマト運輸の「クロネコゆうメール」の正式な料金はまだ発表されていませんが、おそらくこの日本郵便の「ゆうメール」と同等程度でしょう。
当社のように出荷利用が少ない企業の場合は、集荷に関わるコスト負担として、ひょっとしたらこの料金よりも高い見積が提示される可能性もあります。
ヤマト運輸の法人掛け売り
結局、ヤマト運輸を使うとしたら法人掛け売りになりそうです。
以下引用です
法人・個人事業主のお客さまは、法人(掛売り)契約を締結いただくことで運送委託における運賃などの月払いが可能となります。
1ヵ月分を「後払い(請求書払い)」として、まとめてお支払いができるため、発送のたびに料金をお支払いいただく必要がありません。
お支払いは、銀行振込、口座引落、クレジットカード払いまたは払込票から選択いただけます。法人(掛売り)契約をしていただくことで、宅急便、宅急便コンパクトなどを1ヵ月分後払いでご利用いただけます。
これまでDM便しか使っていなかった小規模企業にとってはハードルが高くなりましたね。
結局は郵便を利用することになりそう
ということで、当社は2月以降のDM発送に関しては
・日本郵便のゆうメールを使う
・日本郵便の普通郵便を使う
のどちらかになりそうです。
送るものがA4の両面刷りのペラのものなので、普通郵便になる可能性のほうが高そうです。
しかし、郵便料金は2024年秋に大幅値上げが予定されています。おそらくこれまで84円だった郵便料金は110円になります。通信経費の負担増は中小企業にとっては痛手ですね。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
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