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3大レンタルサーバーが揃ってメールのDKIM認証に対応するようです(2024年1月中に対応予定)

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メールのDKIM認証メールのDKIM認証がいよいよ一般的になります。さくらインターネットもロリポップも1月中にDKIM対応をすることを発表していました。
2月からGmailのスパム対策が強化されるので心配していましたがぎりぎり間に合いそうですね。すでにDKIM対応していたエックスサーバーとあわせて、これで3大レンタルサーバーはすべてDKIM対応がOKということになりそうです。

メール認証が重要になっています

メールが届かない問題が多発しています

神奈川県の高校入試願書に関してGmailなどのメールが届かない問題で注目をあびることになった「メール認証」。メール認証については、SPF、DKIM、DMARCの3つがありますが、とくに重要なのはDKIMです。

メールを正しく送信するために必要な「SPF」「DKIM」「DMARC」とは一体どんなものなのか?
2024年度神奈川県公立高校入試の出願システムにおいて、1月9日よりメール受信障害が発生しています。神奈川県は「主に@gmail.comにおいて出願システムからのメールが受信できないという事象が発生」と説明していますが、送信元のアドレスにおいて適切な設定が行われていないとさまざまなサイトで指摘されています。

DKIMは暗号化されたメール認証なのでなりすましができないこともあり、途中で転送があってもメール認証が有効です。

Gmailあてに送信するメールにはDKIM認証が必須であることが発表されていましたので、事実上DKIM認証ができないメールは使えません。

Gmail(Google)に送信する全ての送信者は以下の条件をクリアしないとメールが届きません。

  • 送信ドメイン認証(SPF、DKIM、DMARC)に対応すること
  • メールマガジンなどの大量発信メールはワンクリックで登録解除ができるリンクを記載すること

この仕様はyahooも同様です。

これまで3大レンタルサーバーと言われていた、さくらインターネット、ロリポップ、エックスサーバーの2社で、すでにDKIMに対応していたのはエックスサーバーだけでした。

今回の発表で、Gmailが迷惑メール対策を強化する2月からというタイミングにあわせて3大レンタルサーバーがDKIM対応するこというとになりました。よかったです。

メールのDKIM認証にサーバー各社が対応を発表しています

ここにきて、有名なレンタルサーバーがDKIMやDMARCの対応を発表しており、1月末までに使えるようになるとのことです。

▼レンタルサーバー名 DKIM対応の状況 DMARC対応の状況
さくらインターネット 2024年1月末までに対応予定 2024年1月末までに対応予定
ロリポップ 2024年1月末までに対応予定 未定
エックスサーバー DKIM対応済み DMARC対応済み
コアサーバーV2 DKIM対応済み DMARC対応済み

※2024年1月19日現在の情報です

Shopifyで独自ドメインを使う場合はDMARCまでが必須です

なお、レンタルサーバーで管理しているドメインやサブドメインを使い、Shopifyでドメイン運用している場合、そのドメインのメールを使うためにはDMARC認証が必須になります。

Shopifyからはこのような案内が来ています。この状況を考えるとDMARCまでは必須ですね。

さくらインターネットのDKIM対応予定

「さくらのレンタルサーバ」および「マネージドサーバ」において、DKIM※1およびDMARC※2の対応を、2024年1月末日までに実施することを決定いたしました。

【さくらのレンタルサーバ / マネージドサーバ】DKIMおよびDMARC対応予定に関するお知らせ(2024年1月23日 10:00更新) | さくらインターネット
「さくらのレンタルサーバ」および「マネージドサーバ」において、DKIMおよびDMARCの対応を、2024年1月末日までに実施することを決定いたしました。 また、詳細な提供開始日が確定次第、改めてお知らせをいたします。

※1 DomainKeys Identified Mail / 送信する電子メールに電子署名し、受信者がDNSを経由して署名を検証することで、間違いなく送信されたドメインから送られてきていることを確認し、送信ドメインのなりすましをしていないことが証明できる機能。
※2 Domain-based Message Authentication, Reporting & Conformance / DKIMなどで迷惑メールと判定されたメールをどのように処理するかを指示するDNSの設定値。

ロリポップのDKIM対応予定

【1月下旬】送信ドメイン認証「DKIM」に対応予定

【1月下旬】送信ドメイン認証「DKIM」に対応予定 - ロリポップ!レンタルサーバー
ロリポップ!レンタルサーバー 2023年12月18日 新着情報「【1月下旬】送信ドメイン認証「DKIM」に対応予定」についてのページです。

このたび、ロリポップではメールサービス(メーリングリスト、メールマガジンを除く)において DKIM(DomainKeys Identified Mail)に対応することとなりました。

エックスサーバーのDKIM対応は済み

エックスサーバーは2023年3月からDKIMに対応しています。

エックスサーバーでDKIM=PASSにしたあとに、DMARCもPASSにできました
エックスサーバーでは2023年2月14日から、DKIM認証が順次使えるようになりました。当社が利用しているエックスサーバーも3月に入りDKIM認証が設定できるようになり利用しています。せっかく、SPF、DKIMの両方が使えるようになったのでDMARCの認証ができないか試してみました。意外にすんなりとDMARC=PASSになりましたので、その方法を備忘録として記録しておきます。

なおエックスサーバーはDMARCにも対応済みです。

エックスサーバーに「DMARC」の機能が実装されました、これでメールの信頼性が向上しますので到達率が高まります
レンタルサーバー大手のエックスサーバーでメール認証の信頼性が高い「DMARC」という機能が実装されました。DMARCは「ディーマーク」と呼びますが、あまり耳慣れない用語なので初めて知ったという方も多いかもしれません。実はDMARCはかなり高度な信頼性向上のしくみを持っているので、送信するメールの到達率を高めてくれます。Gmailなどにはすでに実装されていますが、独自ドメインの場合はレンタルサーバー...

コアサーバーV2のDKIM対応は済み

バリュードメインのコアサーバーV2は2022年までDKIM対応を終えています。

SPFよりDKIM設定のほうがGmailで迷惑メール判定されにくいので設定してみました
メールの電子認証システム「DKIM」の設定ができました。DKIMとは「ディーキム」と読みますが正式には「DomainKeys Identified Mail」のことです。DKIMはメールを送信する際に送信元サーバーで電子署名をすることで、受信者のサーバーがその内容を検証して正しい発信かどうかのスパム判定をするしくみです。 送信者のなりすましやメールの改ざんをかなり正確に判定できるため、最近、迷惑メ...

コアサーバーV2はかなり詳細に設定ができますが、逆に知識がないとコントロールパネルを操作するのが難しいので注意が必要です。

DKIMの設定方法 | マニュアル | サポート | レンタルサーバー CORESERVER(コアサーバー)
レンタルサーバー「コアサーバー」のサポートページです。初心者でも気軽に使えるようサポートにも力を入れています。ライブチャットやお問い合わせフォームも存分にご活用ください。
【 重要 】全レンタルサーバーにメール送信認証技術 「DKIM」「DMARC」を対応予定(2024/01/26 14:00更新) | お知らせ - バリュードメイン
Value Domain(バリュードメイン)のお知らせ一覧のページです。新着情報、キャンペーン情報、メンテナンス情報、障害情報などを掲載しています。

なお2月上旬に簡易な設定方法が用意されるようです。

メール認証についての解説

メール認証についてはすでになんどか解説していますので、興味がある方は以下のページをご覧になってみてください。

Gmailあてに送信するメールにはメール認証のSPFとDKIMが必須、さらにDMARCまでの設定を推奨します
神奈川県の高校受験に関して、県側からの送信メールがGmailだと届かないという問題が発生しています。高校入試の出願システム、Gmailにメール届かず……神奈川県、受験生に「@gmail.com以外のアドレス使って」とりあえずの回避策としてGmail以外を使ってほしいという県側が訴えていますが、本来この問題は県の情報システム側にあります。県側のメール送信システムが送信メール認証に必須と言われているS...
送信するメールを迷惑メール判定されにくくするための対策は、SPFだけでなくDKIMも設定したほうがよさそう
送信したメールが、送信した相手先のサーバーで迷惑メール判定されてしまい届かなくなってしまった...そんな状況が今年の春先から異常に増えています。これはロシアのウクライナ侵攻以降、世界中でサイバー攻撃が急増した結果、不正なウイルスを添付した迷惑メールやなりすましなどの詐欺メールも急増したため、インターネット上で迷惑メール判定を著しく強化したためです。とくにメール利用者の57%がGmailを使っている...

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メール認証のシステムとして自賠責保険のように重要なのが「SPF」です。SPFがうまく設定されていないと送信するメールが相手に届かないことが多いです。まずは最低限SPFの設定をしっかりとしておきましょう。

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メールの信頼性を高めるためには、サーバーでDKIM(ディーキム)の設定が必須級になってきましたね。

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メール認証のSPFとDKIMが設定できたら、次はDMARCも設定しておきましょう。

迷惑メールやメール認証などに関連する記事

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上記に関連記事が掲載されていますので参考にしてください。