この人はあなたですか?と、いきなり自分の顔にタグ付けをうながすメッセージがでた。グーグルのPicasa(ピカサ)というWEBストレージサービスに写真をアップしたときのことだ。Picasa(ピカサ)は無料で使える便利な写真アルバムだが、このような表示は親切か不親切か?
たしかに顔認識技術の高さなど賢さでグーグルはすごいと感じる。しかし、同時にある種の気持ち悪さも感じてしまう。ここまでプライバシー情報に入り込む必要はないのではないか。なぜなら、このときのアルバムアップロードは非公開モードを選択していたからである。
Picasa(ピカサ)の名前タグはGoogle+
(グーグルプラス)と連動している。Picasa(ピカサ)の説明には「名前タグのソーシャル機能が向上していることに気づくでしょう。」と書いてある。たしかにそうだ。「Google+
に名前タグをアップロードして共有できるようになりました。Google+ に参加しない場合は、名前タグに変更はありません。」とも書いてあり、一定のプライバシーへの配慮も感じられる。
非常に知的で便利なWEBサービスを次々と展開するグーグルだが、ソーシャルメディアに関してはグーグルの評判はあまり芳しくない。
グーグルは頭がよい。しかし、デリカシーに欠ける。
…と感じる人は多いだろう。
改善を期待したい。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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