アナリティクスのeコマース機能でネットビジネスの売上がわかる。コンバージョンが買い物カゴでの購入なら、eコマース設定をしておくと売上額がアナリティクスで分析できるので便利だ。さらに売上につながったアクセスの参照元を分析することで、コンバージョンになったのは一般検索からのアクセスか、有料広告からのアクセスか、リンクからのアクセスなのかということもわかる。単にアクセス数だけを見るのではなく、コンバージョンにつながっている動線を見極めることは今後のネットビジネスにとっても重要である。
アナリティクスの「eコマース」の「販売実績」の一覧を開き、「セカンダリディメンジョン」で「トラフィック」の中にある「メディア」を選択する。すると以下のような表が表示される。
「メディア」というところで表示されているorganic、cpc、referral、 (none)、の4つは、参照元を表している。organicは一般検索でヤフーやグーグルの自然検索からのアクセス、cpcは有料広告でヤフーのオーバーチュアやグーグルアドワーズからのアクセス、referralは参照からといういう意味で他サイトからのリンクからのアクセス、 (none)はその他つまりダイレクトにURLを開くブックマークからなどのアクセス、という分類になる。
PPC広告(リスティング)を使っている場合は「cpc」のコンバージョン金額が広告支出と比較してどうなっているのかという、広告のコストパフォーマンスを測るためにも重要。また一般検索からのアクセス(organic)とのバランスを分析するとよい。
他の独自ドメインブログやフェイスブックやアクセスはreferralで表される。フェイスブックからのアクセスを重視している場合は、referralのコンバージョンがどれくらい貢献しているかを確認しよう。
アナリティクスは便利なアクセス解析で、無料なのにすごく多機能である。まだその機能のほんの一部しか使っていないという方も多いと思われるが、どんどん使っていってほしいものだ。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
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