「SeaArt.ai(シーアート.エーアイ)」は画像生成に特化したAIサービスで、WEBブラウザだけで使えるのが便利です。現在はアカウント作成も利用も無料で、毎日多数の画像が生成されているようです。
「SeaArt.ai」は美人画像の生成ができることが特徴ですが、それ以外に注目したいのが「アップスケール(超解像)」です。解像度の低い画像を2倍サイズにきれいに拡大してくれます。
「SeaArt.ai」
現在はアカウント作成も利用も無料です
無料AIアート生成器 – SeaArt AI
https://www.seaart.ai/ja
最初に利用するときはアカウント作成が必要です。「Try it now」をクリックしてログインする情報について設定します。GmailやフェイスブックなどのSNSやDiscordのアカウントを使ってログインします。
私はGmailを使いたくなかったのでDiscordのアカウントを使ってログインしました。
ログインするといろんなメニューから生成AIのサービスが使えます。
画像生成
画像生成には「モデル」を設定することで、その「モデル」に近いイメージのまま、プロンプト(テキストの命令文)に沿って画像を生成してくれます。
「京都の寺院で着物を来ている20歳の日本人女性のポートレートを画像生成してください」というプロンプトで生成してみました。
生成した画像のデータをみると、ネガティブプロンプトのところに多数のキーワードが記入してあります。標準ではここに暴力やポルノ系などの画像を作らせないようなキーワードが入っているようです。
ですから、このネガティブプロンプトを操作することで、より狙った画像生成がしやすくなるということですね。ご利用は計画的に(笑)
LoRA(ローラ)が使える
LoRA(Learning over Random Access)は、既存の深層学習モデルに小さな学習可能なパラメータを追加することで、特定のタスクに対してモデルを微調整する技術です。
いわば「ファインチューニング」がユーザー自身でできるわけです。これにより、元のモデルの性能を保ちつつ、新しいデータやタスクに対する適応性を高めることができます。
例えば、LoRAを使用することで、特定の人物の顔を異なるポーズで生成するなど、細かい特徴をコントロールしやすくなります。これは、モデルが特定の特徴やスタイルを学習し、それを異なるシナリオに適用できるようにするためです。ですからLoRAが使えるということはとても重要です。
アップスケーリング(超解像機能)
アップスケーリングとは解像度が低い画像を2倍サイズ(面積では4倍)に拡大する機能です。以前のAIでは「超解像」という言い方をしていました。
実際にどのくらいの品質なのかを試してみました。
利用した画像は、Dall-e3で作成したものです。
▼元の画像をアップスケール
このブログでは、画像が小さいので上記の画像ではよくわからないかもしれません。そこで実寸の画像を切り抜いて作成した画像もアップします。
▼元の画像→加工画像
このアップスケールを使うだけでも価値があると思いました。
下絵から画像生成
手書きの絵をもとに画像を生成することもできます。
▼手書きした元の絵
▼画像をアップロード
▼プロンプトを入力して画像生成
下絵をアップロードし、日本語でプロンプトを入力すると画像が生成されます。上記の画像では「4つの葉っぱがある植物に水をかけることで成長をうながしています」と書いてみました。
商用利用可能ですが著作権には注意
SeaArt.AIで作成した画像は商用利用が可能です。SeaArt.AIは商用利用を認めており、生成された画像を商業目的で使用することができます。
ただし、商用利用に際しては、著作権侵害に注意する必要があります。SeaArt.AIは日本語対応の画像生成AIツールであり、無料プランでも商用利用が可能ですが、生成された画像が著作権侵害になる可能性があります。
例えば、生成して出来上がった人物画像がどう見ても女優の浜辺美波のように見える場合、その画像を商用利用することで女優側のほうから訴追される可能性があるということです。「結果として似てしまった」ということが意図的かどうかよりも、現代では似た画像の検索が容易なので「知らなかった」では済まされない可能性が高いです。
「seaart.ai」について参考にしたサイト
「SeaArt.ai」の使い方を解説してくれているサイトがけっこうありました。上記のサイト以外にも多数ありますのでご自身のニーズにあうような解説サイトを探してもいいと思います。
画像生成AI一覧
以下のページにて画像生成AIで使えそうなもの一覧を紹介してあります。
なお、画像生成AIでは「Stable Diffusion(ステーブルデュフュージョン)」や「Midjourney(ミッドジャーニー)」が有名ですが、「SeaArt.ai」はバックに「Stable Diffusion」を利用しているようです。
この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
保有資格:中小企業診断士、情報処理技術者など
会社概要およびプロフィールは株式会社ドモドモコーポレーションの会社案内にて紹介していますので興味ある方はご覧ください。
お問い合わせは電話ではなくお問い合わせフォームからメールにておねがいします。新規の電話番号からの電話は受信しないことにしていますのでご了承ください。
【反応していただけると喜びます(笑)】
記事内容が役にたったとか共感したとかで、なにか反応をしたいという場合はTwitterやフェイスブックなどのSNSで反応いただけるとうれしいです。
遠田幹雄が利用しているSNSは以下のとおりです。
facebook https://www.facebook.com/tohdamikio
ツイッター https://twitter.com/tohdamikio
LINE https://lin.ee/igN7saM
チャットワーク https://www.chatwork.com/tohda
また、投げ銭システムも用意しましたのでお気持ちがあればクレジット決済などでもお支払いいただけます。
※投げ銭はデジタルコンテンツ購入という通販のしくみにしました。
※投げ銭は100円からOKです。シャレですので笑ってください(笑)