大谷翔平が高校生のときに書いたマンダラチャートが今でもすごいと注目されています。高校生の大谷翔平が掲げた目標が「ドラ1、8球団」でした。これは「ドラフト1位で指名してくれる球団が8つ」ということで、圧倒的なNO1を目指していたということがわかります。
で、この目標を達成するためにはどうすべきかということを8つ掲げています。さらにその8つを達成するためにすべきことも明確に示しています。これがわかりやすいということで再評価されているようです。
マンダラチャート/DMM(ダイアモンド曼荼羅マトリックス)
大谷翔平が高校生のときに書いたマンダラチャート
大谷翔平が高校生のときに書いたマンダラチャートはネットやSNSでも多数出回っているようです。
このマンダラチャートは、野球選手の目標設定と計画を体系的に示したものです。
目標が「ドラ1、8球団」となっており、その達成のためにサブ目標が8つ掲げられています。
- 体づくり
- コントロール
- キレ
- メンタル
- スピード160キロ
- 人間性
- 運
- 変化球
さらにこのサブ目標を達成するためのさらに細かな8つの項目が設定されています。
例えば、「運」のところには、「あいさつ」「ごみ拾い」「プラス思考」「部屋掃除」「本を読む」「応援される人間になる」「審判さんへの感謝」「道具を大切に使う」という8つの項目があります。
高校生の段階でこんなことを目標設定していたということには驚きますが、実際に大谷翔平の行動をみていると、ちゃんとこのことを意識していたんだなということがわかりますね。
このようにマンダラチャートを使用することで、選手は自分の目標に向けた多角的なアプローチを計画し、それぞれの領域で何をすべきかを明確にすることができます。達成すべき具体的な数値や方法を視覚化することによって、動機付けを強化し、実行に移しやすくなるというメリットがあります。
経営戦略立案のためのマンダラチャート
このマンダラチャートはITC(ITコーディネータ協会)のサンプルとして掲載されていたものです。
目的
マンダラチャートの主な目的は、複雑な課題や目標を体系的に整理し、全体像を把握することです。また、具体的な行動計画を立案する際にも役立ちます。このツールは、目標達成のための異なる要素や活動を視覚的に表示し、個人や組織が重要な関連性や影響を理解するのを助けます。
概要
マンダラチャートは、中心に最終目標を置き、その周りに8つの領域(サブ目標)を配置する構造を持ちます。各サブ目標にはさらに細かい目標やタスクが関連付けられ、これらの領域を埋めていくことで、段階的に目標達成に向けた具体的な計画を練ることができます。
このプロセスは、思考を整理し、アイデアを広げ、目標に対する包括的なアプローチを促進します。
企業の経営合宿でマンダラチャート作成ワークを行う
このマンダラチャートは企業の経営戦略立案のワークショップにも使えます。経営戦略立案のためにはブレインストーミングや意見交換を何度もしなければアイデアがでてこないでしょう。
企業の経営合宿で、社員の思いを見える化しまとめていくという効果もあります。
10人程度の少人数の場合は、2つのチームにわかれてそれぞれがマンダラチャートを作っていくというやり方も効果があります。
最終的には2つのチームのマンダラチャートを1つにまとめるという工程を経ることで、全員の意見を集約することができます。
マインドマップでマンダラチャートの代用が可能です
マインドマップの特徴は放射線状に広がるイメージ
マインドマップはマンダラチャートに似た特徴が多いので、マンダラチャートの代用が可能です。マインドマップの特徴は以下のとおりです。
- 中心から放射状に拡がる構造: マインドマップは、中心に主要なコンセプトやアイデアを置き、そこから関連するサブアイデアが枝分かれするようにして情報を配置します。
- 自由度が高い: マインドマップはフリーフォームであり、思いつくままにアイデアを追加していけるため、創造的なブレインストーミングに適しています。
- キーワードとビジュアル: アイデアをキーワードで表し、色やイラストを使って強調することができます。これにより、情報の記憶や理解を助けます。
- 柔軟性: 新たなアイデアや情報をいつでも追加しやすい構造をしています。マインドマップは途中での変更や追加がしやすく、思考の流れを捉えるのに適しています。
マンダラチャートとマインドマップの比較
- マインドマップ: 創造的なアイデア出し、個々のアイデア間の関連性の可視化、学習や記憶の補助といった用途に適しています。
- マンダラチャート: 目標達成のための具体的な計画立案や、アイデアを体系的に整理して全体像を捉えるのに適しています。また、サブゴールとの関連性や進捗のトラッキングに役立ちます。
遠田はマインドマップをメモや記録、アイデア出しのためツールとして活用しています。
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この記事を書いた遠田幹雄は中小企業診断士です
遠田幹雄は経営コンサルティング企業の株式会社ドモドモコーポレーション代表取締役。石川県かほく市に本社があり金沢市を中心とした北陸三県を主な活動エリアとする経営コンサルタントです。
小規模事業者や中小企業を対象として、経営戦略立案とその後の実行支援、商品開発、販路拡大、マーケティング、ブランド構築等に係る総合的なコンサルティング活動を展開しています。実際にはWEBマーケティングやIT系のご依頼が多いです。
民民での直接契約を中心としていますが、商工三団体などの支援機関が主催するセミナー講師を年間数十回担当したり、支援機関の専門家派遣や中小企業基盤整備機構の経営窓口相談に対応したりもしています。
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